今週火曜から6日間続いた〝ハマスタ&中華街ツアー〟も、とりあえずきょうでおしまい。
中華はさすがに3日目から腹がもたれて、ナイター終了後に帰宅すると、とても晩ご飯が食べられませんでした。
それでも、飽きたり嫌になったりということはまったくなかったから、さすがに本場の中華料理は違います。
というわけで、きょうも晩飯抜きの前提で中華街へ。
連休最終日とあって、そこそこの人出で賑わっているように見えたけれど、コロナ前に比べると寂しいものらしい。
この3日間、麺類が続いていたので、きょうはガッツリ食べられるセットメニューを選びました。
この〈龍盛飯店〉の牛肉とピーマン細切り炒めのセット、この6日間では一番の安さで最大のボリューム、つまり最もお得な内容でした。
ご飯もおかずもたっぷりな上に、スープがフカヒレ、食事の最中に蒸したての小籠包が出てくる。
とくに小籠包が他の店になかったポイントで、ギュッと嚙みしめると、皮の中のおつゆがジュワッと口の中に広がるんですよ。
これで880円(税込968円)は、今回の個人的ツアーでは最高のコスパと言っていいんじゃないかな。
さて、試合は今夜も七回まで、ベイスターズがイケイケ、カープがアップアップの展開だった。
DeNA・ラミレス監督はきょうのカープ先発・遠藤の攻略に自信があったようで、試合前の囲み取材で「彼は投げているうちにストライクとボールがはっきりしてくると思うので、甘い球を見逃さずにしっかり打っていくことだ」とクールにコメント。
遠藤とは公式戦初対決でしたが、3月11日のオープン戦で対戦しており、3回で3本塁打を含む5安打とボコボコにしている。
とくに強烈だったのが最近絶好調の新4番・佐野の3ラン本塁打で、遠藤は佐野に自信をつけさせた投手のひとりでもあった。
で、フタを開けてみたら案の定、遠藤は2回で梶谷の3ランを含む4安打5失点。
結局、オープン戦よりも1イニング早くKOされてしまいました。
僕が今年の広島キャンプを取材に行くたび、遠藤はケムナとともにシート打撃に登板していた佐々岡監督期待の若手。
野村を開幕一軍から外してまで先発ローテに入れたほどなのに、この結果は新任監督としてもさぞかし残念なことでしょう。
ここで、カープの3連敗かなあ、と思いましたよ、正直なところ。
ところが、DeNAが6-0と大量リードし、先発・平良の完封ペースだった八回、カープ打線が突如大爆発。
平良から安部がタイムリー、代わった石田から犠牲フライ、さらに3番手のパットンから堂林、会沢が2者連続本塁打で一挙5点と1点差に追い上げる。
6-5で迎えた九回、DeNAは守護神・山﨑康で逃げ切りを図るも、鈴木のタイムリーで追いつかれ、会沢に満塁弾を浴びて大逆転。
この予想だにしなかった展開、2イニング連続5得点のカープ打線が底力を見せたと言うべきか、山﨑康をはじめとするDeNAリリーフ陣の弱点がさらけ出されたと言うべきか。
いや、まあ、両方なんですけどね。
決勝満塁ホームランを放った会沢は「みんながいい形でつないでくれたので、打ててよかったです」とホッとした表情。
「最後まで諦めない姿を見せられたかなと思います」と、カープらしい粘りの姿勢を強調してヒーローインタビューを締め括っていました。
そうした中、カープには将来が楽しみな若手も出てきた。
1人目は、一昨日一軍初昇格したばかりの大盛で、五回に代打で登場し、DeNA・平良から二塁内野安打を打ってプロ初ヒット。
DeNAセカンド・ソトが記念のボールを三塁側ベンチに投げると、これを受け取っていたのがきのう初昇格した中村奨で、こちらも七回に代打で初出場。
結果は3球目を打って出て投ゴロに終わったけれど、初球から空振り、2球目をファウルと、果敢にバットを振っていった姿が印象に残りました。
ところで、きょうはBS-TBSのナイター中継で、入社3年目の喜入友浩アナが公式戦デビュー。
解説者がベテランの槙原寛己氏だったこともあってか、大変劇的な展開だったにしては、なかなか落ち着いた実況ぶりでしたね。