今朝、東京都内は朝から大変な雨。
でも、A先生としてはハマスタの試合が中止になるなど、ハナから期待しちゃいなかった。
先日、解説の仕事で来ていた某ヤクルトOB曰く「この球場はオレたちの間で横浜ドームと呼ばれてるんだ」。
普通に雨が降っていても、普通に試合をやるのがこの球場なんですよ。
実際、DeNAが打撃練習を行っていた午後3時ごろ、結構な雨が降っていたにもかかわらず、球団関係者は「試合ならやるやる、大丈夫!」。
というわけで、A先生もいつも通り、中華街で腹ごしらえしてスタンバイ。
ちなみに、こんな雨の日、グラウンドキーパーたちが総出でシートをかぶせたりめくったりする光景、僕は昔から結構好きです。
何か、このスポーツならではの詩情が漂っているような気がするんだよね。
無事始まった試合は、DeNAの大貫が予想以上の好投を見せ、なんと六回までノーヒット(2四球1失策)。
きょうはヤクルト打線から山田哲、青木がスタメン落ちしていただけに、球場にもひょっとしたらという期待感が漂った。
七回が始まる前、TBSの中継アナが「大貫は六回まで1本のヒットも許していません」。
そこで解説の新井貴浩さんが「まだそういうことは言わないでおきましょう」と合いの手を入れたのは、新井さんもやっぱり大貫のノーヒットノーラン期待していたからでしょう。
そうしたら、この回2死無走者から西浦がライト前へ初ヒット。
まあ、そんなもんだよな。
しかし、その西浦のヒットが出た直後、そして大貫が次打者のエスコバーを投ゴロに打ち取ったとき、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。
こういう状況下で行われた試合で、こういう温かい拍手の音を聞くと、取材していてほっこりしますね。
試合後、ハマスで行われた今季初の〝有観客ヒーローインタビュー〟で、大貫は「お客さんが入っている中で、思い切って腕を振ることができました!」とファンの声援に感謝。
ノーヒットノーランについては「意識してませんでした」と、あえて(?)謙虚に語っていました。