ナゴヤドームの有観客試合⚾

きょうのナゴヤドームの観衆は3698人

初の有観客試合の取材はナゴヤドームの中日-DeNA戦となりました。
12日に中日のドラフト1位新人・石川昂が初めて一軍昇格し、初スタメン、初打席、初安打に初長打をマークして、これはいまのうちに見ておかなくちゃと思った。

11時31分着の新幹線で名古屋駅に降りると、わざわざ迎えに来て頂いた石川昂の父・尋貴さんと再会。
メールでのやり取りは続けていたけど、直接お会いするのは3年ぶりくらいじゃなかったかな。

さっそく、石川親子の母校・東邦OBの長谷川さんがナゴヤドームの近くで経営する〈中華菜館どらごん〉でランチしながら昔話と近況取材。
そのあと、中日OBにして、東邦では尋貴さんと同期の大エースでもあった山田喜久夫さんのわらび餅屋〈ろまん亭〉にもお邪魔しました。

山田さんは拙著『失われた甲子園 記憶をなくしたエースと1989年の球児たち』(2016年、講談社)の取材で一方ならぬお世話になった人物。
野球をやっている3人の息子さんがいて、「やっと赤坂さんの本を読める年ごろになりましたよ」と言ってもらったときはうれしかったなあ。

石川昂弥の紹介画像

さて、注目の石川昂はきょう、8番・サードでスタメン出場。
プロ2本目のヒットが出るかと期待したんだけれど、相手がDeNAの先発の柱、浜口ではさすがに分が悪かった。

第1打席は空振り三振

二回2死一・二塁のチャンスで回ってきた第1打席は121㎞のチェンジアップに空振り三振。
見逃せばボールとわかってバットを止めたあと、ハーフスイングを取られたのはもったいなかった。

第2打席も空振り三振

第2打席は四回1死一塁と、またも走者を置いた場面。
ここはカウント2-2になるまで手を出さず、しっかり見極めようという姿勢が感じられたものの、今度も外角への119㎞チェンジアップで空振り三振に打ち取られた。

六回1死一・二塁で回ってきた第3打席は代打・阿部を送られ、きょうの石川昂の出番はここで終了。
打撃での結果は出ませんでしたが、3度の守備機会は落ち着いてこなし、一軍の試合でも決して〝舞台負け〟はしていなかったと思う。

いまはとにかく経験を積むことが大事。
与田監督には明日も石川昂を使ってほしいけど、やっぱり代打かな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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