いよいよと言うか、やっとと言うか、2020年のプロ野球が今週金曜から開幕する。
球界もマスコミもまずはホッと一息というところだが、本当に気を引き締めていかなければならないのはこれからだ。
指導者経験の長い某セ・リーグ球団OBは、教え子の若手とLINEや電話で連絡を取ると、いままでにない〝異変〟を感じるという。
「彼らはいま、なかなかプレーだけに集中できない精神状態にあります」とこう指摘するのだ。
「ただでさえ狭苦しいロッカーやベンチで、実績のある大先輩と一緒にいると、まだ若い後輩はいろいろと気を使うものです。
それに加えて、いまはちょっとした咳やくしゃみもできないでしょう。
大声で喜んだり悔しがったりすることはもちろん、ベチャクチャ雑談をしたり、冗談を言い合って笑うことさえもはばかられる。
実際、『いまは何か(先輩の)○○さんと目を合わせるのもためらっちゃう。(精神的に)キツいっすよ』ともらす若手もいます」
さらに、「観客がいないことによるストレス」も相当なものだという。
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