果たして、夏の甲子園大会を中止した高野連の決断は正しかったのか。
中止決定から約2週間、巷ではいまだに賛否両論が飛び交っている。
吉村洋文・大阪府知事は府庁での定例会見で「僕自身はやってほしかったですね」とコメント。
最近、テレビでお馴染みとなったコロナ・コメンテーターの岡田晴恵・白鴎大教授もウイルス学的には(高校野球の試合は)昼間ですし、UVが強いし、問題ないなって誰もが思うんじゃないか」と発言している。
一方で、甲子園中止を嘆く声を、「単なる野球好きの大人の感傷に過ぎない」と断じる声も世間にはある。
「プロ野球とは縁のないふつうで無名の高校球児にとって、中止は至極当然、むしろ賢明な判断だった」という識者もいる。
しかし、甲子園とは、そういう「ふつうで無名の高校球児」が「特別で有名な野球選手」へと成長できる舞台でもあるのだ。
私が取材した数々の実例を踏まえて、甲子園中止の意味と損失を改めて検証しました。
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