『FBI:特別捜査班 シーズン1 #3捕食する蛇』(WOWOW)😉

FBI: #3 Prey 1話45分 2018年〜 アメリカ=CBS
日本初放送:WOWOW 2020年5月2日

このシリーズの悪役、第1話が有色人種差別主義者、第2話がISときて、この第3話はウクライナ・マフィアと、またも現実のアメリカ社会で問題視されている過激な民族派犯罪集団である。
今回のオープニングも大変強烈で、身体を30カ所も刺されたウクライナ人の少女ヘイリーが保護され、マギー・ベル(ミッシー・ペリグリム)とオドル・アドム・“OA”・ジダン(ジーコ・ザキ)が調査に乗り出し、郊外の森に埋められた18人ものウクライナ人少女を発見。

少女たちはヘイリーと同様、いずれも30カ所の刺し傷があり、焼印を取り除かれた跡があった。
ヘイリーの証言から、彼女たちに売春を強要していたウクライナ人男性の元締の存在が浮上。

そこでこの容疑者を誘い出す囮捜査のため、OAジダンが自ら客を装って接近したいと直訴。
しかし、監督官デイナ・モージャー(セーラ・ウォード)は「それはできない」とこう答える。

「アラビア語が堪能で、イスラム系テロリスト集団の潜入捜査ができる捜査官は、いまのFBIにはあなたひとりだけよ。
そういう人材を、モーテルでコールガールを呼び出す役をやらせるという危険に晒すわけにはいかない」

このセリフからすると、現実のFBIにはOAジダンのような捜査官はいないのかもしれない。
面白さは第2話には及ばなかったが、そういうディテールや実情との差異が妙に気になるエピソードだった。

オススメ度B。

ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2020リスト
A=ぜひ!🤗 B=よかったら😉 C=気になったら😏  D=ヒマだったら😑
※再見、及び旧サイトからの採録

41『ファントム・スレッド』(2017年/米)A
40『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年/米)B
39『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019年/米)A
38『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年/米)A
37『ビリーブ 未来への大逆転』(2018年/米)B
36『ワンダー 君は太陽』(2017年/米)A
35『下妻物語』(2004年/東宝)A
34『コンフィデンスマンJP ロマンス編』(2019年/東宝)C
33『FBI:特別捜査班 シーズン1 #2緑の鳥』(2018年/米)A
32『FBI:特別捜査班 シーズン1 #1ブロンクス爆破事件』(2018年/米)B
31『THE GUILTY ギルティ』(2018年/丁)A
30『ザ・ラウデスト・ボイス−アメリカを分断した男−』(2019年/米)A
29『X-MEN:アポカリプス』(2016年/米)B※
28『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年/米)C※
27『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年/米)B※
26『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019年/米)D
25『ヴァンパイア 最期の聖戦』(1999年/米)B
24『クリスタル殺人事件』(1980年/英)B
23『帰ってきたヒトラー』(2015年/独)A※
22『ヒトラー〜最期の12日間〜』(2004年/独、伊、墺)A
21『ヒトラー暗殺、13分の誤算』(2015年/独)A
20『ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場』(1986年/米)B
19『大脱出2』(2018年/中、米)D
18『大脱出』(2013年/米)B
17『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(2018年/米)B
16『ハンターキラー 潜航せよ』(2018年/米)C
15『グリーンブック』(2018年/米)A
14『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』(2017年/英、米)B
13『天才作家の妻 40年目の真実』(2018年/瑞、英、米)B
12『デッドラインU.S.A』(1954年/米)B
11『前科者』(1939年/米)C
10『化石の森』(1936年/米)B
9『白熱』(1949年/米)A
8『犯罪王リコ』(1930年/米)B
7『ユリシーズ 』(1954年/伊)C
6『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』(2017年/泰)B
5『七つの会議』(2019年/東宝)A
4『キャプテン・マーベル』(2019年/米)B
3『奥さまは魔女』(2005年/米)C
2『フロントランナー』(2018年/米)B
1『運び屋』(2018年/米)A

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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