いま記憶に残しておきたい光景とは

赤城神社で見かけた絵馬

きょうの朝散歩の最中、定番のコース、赤城神社の境内を歩いていると、こんな絵馬を見かけた。
日付は昨年9月3日で、日本中がこんなコロナ禍に見舞われようとは、国民の誰ひとり思いもしなかったころである。

そんなときに書かれたこの言葉が、いまになってこれほど重い意味を持ち、ふと見かけただけで心に染みるようなものになるなんて、書いた「HikaRU」さんも想像だにしていなかっただろう。
最近は朝散歩やチャリ散歩をしているうち、こういう「いまだから記憶に残しておきたい物や光景」を撮影しておこう、という意識が働くようになった。

きょうのチャリ散歩は清砂大橋〜葛西臨海公園〜荒川河口橋〜お台場、というコース、ドアトゥドアでちょうど全長45.0㎞。
時間にすると、大体3時間程度のサイクリングです。

葛西臨海公園にはカップルや家族連れが結構いましたが、なにしろ広い公園なので、みなさん十分な距離を取ることができている。
ここに比べると、我が家の近所、きのうの白銀公園のほうがかなり密度が高い。

ランチはここで〈ICHIBAN〉のスタミナ弁当。
海に面した4人がけのテーブル席に、ぼくひとりで座れるほど余裕がありました。

肉も野菜もご飯もたっぷりで572円のスタミナ弁当

公園からの帰りは荒川河口橋を通ってお台場へ。
きょうは風がなくて快適だったけれど、写真を撮っていると、大型車両が通るたびに足元が揺れるので結構怖いんだよね。

荒川河口橋の真ん中、川面から27mは都内で一番の高さ

豊洲、お台場あたりはやはり大型車両が多く、このあたりはいつ来ても「外出自粛期間中」という感じはしませんね。
そうした中、この時期ならではの寂しさを感じたのがこの光景。

有楽町マリオンの映画館・丸の内ピカデリーから映画のポスターが消えていた

丸の内ピカデリーの看板が、広告主を失った商業用看板のように真っ白になっている。
1982年に広島から東京に移り住み、84年にこの劇場ができてから36年、まるでディザスター映画のような場面が現実になろうとは、思いもしなかった。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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