東京スポーツ『球界平成裏面史14/巨人vs阪神、遺恨報復の泥沼抗争の巻』

甲子園での大乱闘を伝えるスポーツニッポン:1998年8月3日付1面

平成時代は巨人−阪神の伝統の一戦も死球合戦や大乱闘が多かった。
とくに、いまでもファンの語り草になっているのは、巨人・清原vs阪神・藪の抗争でしょう。

最初は、死球を受けた清原が「今度やったらしばいたるぞ!」。
これに藪がマスコミを通じて、「清原さんは内角が弱点だから、そこを突かないと」とシレッと応酬。

平成10(1998)年、東京ドームでまた藪がぶつけたら、清原が「今度は顔を歪めたる!」
昔の野球が楽しかったのは、単にいがみ合っていただけでなく、こんなふうにコメントがプロレスチックで面白かったからでしょうね。

これが布石となり、甲子園での大乱闘に発展する。
阪神・大熊コーチの飛び蹴り、巨人・仁志のジャンピング・ニーアタックと、まさにプロレスのバトルロイヤルさながらだった。

同日のスポニチ2〜3面

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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