きょうは平成10年(1998年)に巨人で巻き起こった〝長嶋・森監督交代騒動〟の第3回。
長嶋監督が8月までに渡辺オーナーに辞表を出していたことが明らかになると、メディアの方向は一気に〝長嶋退任、森就任〟に傾いていった。
9月9日、ついにと言おうか、読売系列のスポーツ紙・報知新聞も1面で「長嶋勇退」と報道。
西武の黄金時代を築き上げた森氏が監督になれば、当然、コーチ陣は森氏の息のかかった顔ぶれに入れ替わる。
とすると、長嶋監督を支えている堀内ヘッドコーチ以下、現在の内閣は総退陣必至。
この動きをまた大々的に日刊スポーツが伝えた。
ところが、渡辺オーナーは依然として長嶋監督の去就を明言せず。
この10日夜には、当時まだ麹町にあった日本テレビに高校時代からの盟友・氏家斉一郎社長を訪ね、ふたりだけで話し合いを持っている。
そして、待ち構えていた報道陣の前に出てくると、「オレはもう何もしゃべらん! これを読め!」とビラを撒き始めた。
そこに何が書いてあったかというと…。
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なお、朝刊の九スポは明日掲載の予定です。