練習試合シーズン、“開幕”⚾️

きょうの巨人−DeNA戦のメンバー表

きょうから巨人の“練習試合シーズン”が始まりました。
本来はきのうから東京ドームでDeNAとの開幕3連戦が組まれていたのですが、新型コロナウイルス感染拡大で延期されたため、土日の練習試合2連戦に変更。

巨人の放送係の女性(いわゆるウグイス嬢)も違和感があるんでしょうね。
最初のアナウンスでいきなり、「本日のオープン…練習試合の先発バッテリーをご紹介します」と、初っ端から言い間違い。

そのオープン戦では巨人のメンバー紹介の際に音楽がかかり、チームマスコットのジャビットやチームヴィーナスのパフォーマンスも行われたけれど、きょうはそういうファンサービスも一切ナシ。
試合開始の午後3時が近づくにつれ、見ているこちらも気持ちが盛り上がるどころか、だんだん沈んでしまう。

試合開始3分前、審判団がホームベース前に集まると、放送係がいつものように「両チームの監督がメンバー表交換を行います」とアナウンス。
すると、その直後に審判団が放送席に向かって手を振り、「ない、ない」というジェスチャー。

これに放送係も「あ、ナシですか? わかりました」と、マイクでドームいっぱいに響き渡るほどの音量で回答。
室内球場ってお客さんがいないとこんなに狭く感じられるのか、と改めて実感した一コマでした。

そう言えば、ナゴヤドームでのオープン戦ではこんなことがあったそうです。
テレビ中継の解説者が投手が投げる前に「ここは内角でしょう」とコースを予想し、アナウンサーが「さあ、内角へズバッといくか?」と実況した直後、それを聴いた捕手が内角に寄ったんだとか。

面白いと言えば面白いけど、A先生としては正直なところ、この種の“音声ネタ”もそろそろ食傷気味。
賑やかで活気のあるスタジアムが戻ってくるのはいつのことやら…とブツクサ言いながら、明日も練習試合を取材に行きます。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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