泡盛を飲んで飲まれて

左から1本1万円で現在生産停止中の古酒、5年もの、21年もの、オリオン生ビール

ゆうべは2年ぶりに沖縄料理の老舗〈うりずん〉をお訪ねしました。
古くから当地の高校野球の某名監督などがひいきにしているお店で、一昨年は観光客が殺到し、一時は2時間の時間制になっていたほど。

ここに泡盛の古酒をキープしている常連さんがいて、現在は生産中止となったボトル1万円のレアもの、21年もの、5年ものを用意してくれた。
順番にショットグラスで飲んでみたら、古酒とは不思議なもので、レアもの、古いものほど美味くない。

結局、一番美味しくて、水割りを2~3杯おかわりしたのは、お店の甕にあった咲元という市販されている泡盛でした。
大変楽しく飲んだあとは、徒歩5分のホテルに帰り、夜9時前にバタンキュー。

ちなみに、常連さんは元某大学教授で、様々な資格を所有し、現在は自宅のある広島と沖縄を行ったり来たりしながら活動している人物。
来年も会えればいいなあ、私がまた沖縄に来られれば、ですが。

練習試合の九回裏、巨人のオーダーには陽と中島が2人ずつ

一夜明けたきょうは沖縄キャンプ最後の取材で、沖縄セルラースタジアムで行われた巨人と中日の練習試合を観戦。
最初はネット裏のスタンドで居眠りでもしようと思ってたんだけど、某スポーツ紙の評論家とその担当記者が記者席に席を用意してくれました。

こういう状況ではいくら眠くても真面目に取材せざるを得ない。
細かくスコアを付け、試合中に行われた巨人・戸郷、髙田、中日の新人・岡野の囲み取材にも参加。

頭がモーローとしていた終盤、電光掲示板の巨人のオーダーを見たら、陽と中島の名前が2人ずつ書いてある。
居眠りして夢でも見ているのかと思ったら、練習試合用の特別ルールにより、実際に陽と中島が2度ずつ打席に立っていた。

試合後、本球場で特打、サブグラウンドでは特守が行われていた

それにしても、取材最終日に好天に恵まれたのは何より。
今夜、もう一回だけ泡盛を飲んだら、明日昼過ぎの便で帰京します。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る