今年の沖縄キャンプ出張、初日にひとりで入った一見の居酒屋で、いきなりママさんに聞かされたのが、沖縄県で初の新型コロナウイルス感染者が出た、というニュースだった。
クルーズ船の客4人を乗せたタクシー運転手、60代の女性であることはすでに報じられている通り。
その夜、ホテルへ帰る前に24時間営業のスーパー、栄町りうぼうへミネラルウォーターなどの買い物に寄ったら、冷房が効き過ぎていて悪寒を覚え、くしゃみを連発。
でも、ホテルへ帰ってエアコンを切っていると、生暖かい感じが不愉快で、自動運転のスイッチを入れたら、やっぱり冷房になる。
こんな部屋に寝泊まりしていて風邪を引いたりしたらシャレになれないなー、と思いながら、ゆうべは結局、エアコンをつけっぱなしにしたまま寝てしまった。
一夜明けたきょうは幸いにもすこぶる体調がよく、まず沖縄セルラースタジアムへ足を運んで巨人のみなさんに挨拶。
コチラの球場では明日、オープン戦開幕戦のDeNA戦が行われる。
そのDeNAがキャンプを行っているアトムホームスタジアム宜野湾へ行ったら、正面玄関にこんな貼り紙が。
まさに転ばぬ先の杖! これぞ危機管理の見本!
と大いに感心しながら、複数の某コーチに〝ポスト筒香〟問題を取材し、次は中日とロッテの練習試合が行われる北谷公園野球場へ。
その試合前、ブルペンでロッテのゴールデンルーキー佐々木朗希が投球練習。
まだ捕手を立たせたままながら、ブルペンでピッチングを行うのは早くも2度目とあり、ロッテ首脳陣のみならず、中日の選手や阿波野コーチもじっくりと視察していた。
他球団のブルペンをビジターチームの新人が〝独り占め〟して投球練習をファンや報道陣に披露するなんて、私も30年この仕事をやっていますが、見たことも聞いたこともない。
佐々木朗本人曰く「全然ダメだった」前回のブルペンより「感触がよく」、「バラツキも少なくて全体的にまとまっていた」とのことでした。
さて、午後のメインイベント、練習試合には〝元ドラフト1位ルーキー〟たちが続々と登場。
中日・根尾昂、ロッテ・藤原恭大と大阪桐蔭の同級生が示し合わせたかのようにが1番・中堅でスタメン出場すれば、ロッテ・安田尚憲も5番・サード、佐々木千隼も2番手で登板し、内野スタンドを埋めた観衆をどよめかせた。
しかし、結果は根尾が内野安打1本、藤原が4打数無安打、佐々木千が5安打3失点とまったくふるわず。
唯一、安田が1安打1打点で気を吐いたにとどまった。
キャンプ最大の楽しみは、何と言っても若手の成長ぶりを見ること。
もっともっと貪欲に、結果も中身も追い求めて頑張ってほしい。