おれの脳は大丈夫か?🧠

毎年、1月の第2〜3週ぐらいが新年会のラッシュになる。
17日(金)は某夕刊紙、某放送局、某元球団の関係者と谷中のもんじゃ焼き屋。

この席で、昔から付き合いのある新聞記者2人が昨年、脳梗塞を患ったという話を聞いた。
うち1人はすでに退院して3月には現場復帰できるようだが、もう1人はまだ病院でリハビリ中で、復職のメドは立っていない。

気になるのは、2人とも50代ながら、私より年下ということ。
彼らの容体を案じつつ、22日(水)は某球団、某夕刊紙、某出版社と赤坂の中国料理店で会食。

主催者の出版関係者が珍しく大幅に遅れて、この時は「知り合いが病気で倒れて、どうしても離れられなかった」と釈明。
その「知り合い」が誰なのかはあえて聞かずにおいたら、きのう23日(木)伊集院静さんがくも膜下出血の手術を受け、極めて重篤な状態にある、と所属事務所から発表があった。

その夜は、水道橋の中国料理店で東京運動記者クラブ・プロ野球分科会の総会と新年会に出席。
総会に出たのは今年が初めてで、なるほど、こういうことを話し合っているのか、結構面倒臭いことがあるのだな、となかなか勉強になった。

総会後、知人の記者に「最近、おれの周りに頭の病気で倒れる人が多くてね」とこぼしたら、「脳梗塞なら、おれも昔やりましたよ」という返事。
まだ若いころのことであり、幸いにも軽い梗塞だった上、処置も早かったので後遺症はまったく残らなかったという。

さらに、共通の知り合いの記者が、脳の血管に異常が見つかったため、しばらく現場を離れて内勤をしている、という話も聞かされた。
僅か1週間の間に、私の周囲で脳を患った人が5人もいたことを知らされたわけである。

何か嫌だなあ、と思いながら、きょう24日(金)はTBSラジオの仕事を終えたあと、慈恵医大で血液検査。
昨年から続けているコレステロール値を下げるための定期検診なのだが、前日まで2晩続けて紹興酒を飲み、高級中華料理を食べたばかり。

おかげで血がドロドロになって、おれの脳の血管も詰まったりしなければいいが、とつい考えてしまう。
幸い、コレステロール値は前回よりも下がっていて、経過は順調だった。

しかし、どうにも気になるので、3月に脳のMRI検査を受けることにした。
それなりのお金はかかるけれど、治療の一環であれば、本格的な脳ドックよりはまだ安くあがる。

どうか、何も異常がありませんように。
と祈りながら、明日も明後日も新年会に出席します。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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