今年のBlogもきょうでおしまい。
さて、最後にどんなネタをアップしようかと考えましたが、ごく普通にお墓参りに行ってきたことを書いておきます。
赤坂家のお墓は実家から歩いて10~15分程度の照蓮寺にある。
ここはいまや、観光名所としてすっかり有名になった〈町並み保存地区〉の一角。
今年は嵐のCM撮影が行われたり、ちょっと前にはNHKの朝ドラ『マッサン』(2014~15年)の舞台になったり、もっと昔まで遡れば大林宣彦監督、原田知世主演版『時をかける少女』(1983年)のロケ撮影が行われたりしたところ。
最近では、お洒落なショップ、博物館、土産物屋、レストランなども建ち並び、全国から大勢の観光客を集めている。
しかし、ぼくにとっては、子供ころから走り回っていた単なる〝田舎町〟ですからね。
当時は正直言って、とにかく田舎だな、年寄り臭い町だなあ、という印象が強かった。
ところが、自分がだんだんその年寄りに近づいてくると、こういう町が自分の帰る場所であることがありがたくなってくる。
例年は墓参りだけ済ませるとさっさと自宅へ帰っていたんですが、きょうは久しぶりにこの界隈を散策してみました。
で、このあたりの写真をSNSにアップし、「いいところですね」などというコメントが寄せられると、ちょっぴり自慢したくもなる。
A先生の平易な表現ながらも味わい深い文章は、こういう古式床しい町の文化によって育まれたのですよ、と。
というと、やっぱり気取り過ぎですね。
それではみなさん、良いお年をお迎えください。