西伊豆の見どころ、食べどころ

きょう、西伊豆から帰ってきました。
トレイルではヘロヘロになったけど、そのぶんいい景色を見て、美味いものもたっぷり食べてきたので、画像をアップしておきます。

〈さかな屋道場〉の3点盛り 左からキンメ、アカハタ、ブダイ

初日の13日(金)は伊豆急下田駅構内にある〈さかな屋道場〉でひとり前夜祭。
チェーン店系の居酒屋ですが、下田だけに地魚のネタが豊富なのがうれしい。

「5点盛り(刺身10枚)は多いよ」と言ったら、「じゃあ3点盛りにしましょう」と融通も利く。
掛川の地酒「開運」を飲みながら美味しくいただきました。

快晴の松崎港 左は釣り船屋さんの船

さて、翌日14日(土)の朝、山伏トレイルツアーの集合場所は松崎町の港。
小説・映画『世界の中心で、愛をさけぶ』の舞台として有名になったところですね。

海の向こうで雪をかぶった山並みは南アルプス。
山伏のガイドさんによると、こんなにくっきりと見えるのは冬のこの時期だけで、そう何日もあることではないそうだから、これだけでもトクをした気分になります。

〈伊豆ととや〉のあら汁は具がたっぷりで160円(後ろのビールは私とは無関係です)

この日、午前の2本のトレイルを終えたあと、山伏のガイドさんの勧めで回転寿司〈伊豆ととや〉へ。
ここがまた回転寿司とはいえ侮れないお店で、伊豆だけに新鮮で美味しい地魚ネタがたっぷり。

アジ、炙りイカ(2貫ずつ)といった定番のネタはもちろん、いまが旬のマトウ、ヤガラ(1貫ずつ)が絶品。
〆のあら汁がまた、160円という安さにもかかわらず具がいっぱいで、ここだけでももう一度来たくなりました。

午後のトレイルでボロボロになったあとは、チャリ友3人とともに松崎町から雲見温泉の民宿〈彩雲 俺の家〉に移動。
ここで塩辛い温泉にじっくり浸かったら、夜はキンメのフルコース!

民宿〈彩雲 俺の家〉自慢の刺し盛り 手前の切り身はしゃぶしゃぶ用
メバルやエビの塩焼きなどサイドメニューも充実
さらにこのでっかいキンメの煮付けが2つ付く

〆はしゃぶしゃぶの鍋で作った雑炊で、2杯もおかわりをしてしまった。
しかし、正直なところ、トシのせいか、お酒は去年よりも飲めなくなりましたね。

朝ご飯はアジの開きに前夜のキンメのカブトが入った味噌汁など

と言いながら、朝はしっかり温泉に入り、風呂上りの朝ビールをいただく。
でも、念のために言っておきますが、朝からビールを飲むのは年に一度、この宿に来たときだけですよ。

今朝の雲見海岸から眺めた富士山

朝食後、雲見海岸まで散歩。
きのう、松崎町から眺めた南アルプスもそうだったけど、天辺から下までこれほどきれいに見えた富士山も久しぶり。

いつもは大体、頂上が覗いていても麓が霞んでいたり、麓が見えても頂上が雲に隠れていたりするんだよね。
来年は何かいいことあるかな、あってほしいな。

静岡の名産・三ヶ日みかん

そう思いながら都内の自宅に帰ってきたら、あとにしてきたばかりの静岡より、三ヶ日みかんが届いていました。
送ってくれたのは某プロ野球OBで、さっそく食べてみたらこれまた美味い!

静岡は美味しいものいっぱいあるんですね。
当分はこれを食べながら西伊豆の思い出に浸るとしよう。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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