【明日18日AM8:00生出演!】TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』132

今週のスポーツ関連のニュースで一番驚いたのは、何と言っても2020年東京五輪でマラソン、競歩の札幌開催案が浮上したこと。
しかも、提案したのがIOCでトーマス・バッハ会長もコメント発表、これを国際陸連も追認し、セバスチャン・コー会長も支持する談話を出している。

今月30日から行われるIOC調整委員会で大会組織委員会と東京都(札幌市も?)などがこの札幌移転案を協議。
本当に札幌に移すのか、東京で行うのなら新たに何らかの暑熱対策が講じられるのか、様々な意見が戦わされることになりそうです。

しかし、見通しから言えば、IOCと国際陸連がこれだけ強い態度で札幌移転を主張している以上、日本の大会組織委と東京都が東京開催を押し通すことは難しいんじゃないか。
一見、突然の提案のように見えるけれど、IOC側から組織委にこの打診があったのは遅くとも今月8日前後で、翌9日には安倍晋三首相にも報告されたという。

となると、30日からの協議も、〝札幌移転〟というIOC側の結論ありきで進められる可能性が高い。
いや、そりゃあ、一都民としてはもちろん、何とか東京でマラソンと競歩をやってほしいんだけど。

ただ、オリンピック出場経験を持つ選手たちの間では、「夏季オリンピックのマラソンは記録が出ない、体調的にもきつい」という不満の声は以前からあった。
そういうランナーたちの怒りが、記録的な暑さに見舞われたドーハの世界陸上で一気に〝沸点〟に達した感もある。

明日はそういう話かな。
もちろん、ドラフト会議やラグビーW杯についてもおしゃべりしたい。

予定変更の際はご容赦ください。
今週もよろしくお願いします!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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