東京スポーツ『赤ペン!!』227

とにかく苦労の多い野球人生を送るよう運命づけられている人物らしい。
広島の新監督に佐々岡投手コーチが就任すると聞いて、つくづくそう思った。

佐々岡は2015年から二軍投手コーチを務め、次々に若手投手を送り込んだおかげで一軍は16年から3連覇を達成。
しかし、その間、自分が受け持つ二軍には勝てる投手がいなくなり、チーム防御率がウエスタン・リーグ4〜5位をウロウロ。

今年、満を持して一軍のメーン投手コーチに昇格したら、かつて自分が手塩にかけて育て上げた若手投手が不調や故障で二軍に逆戻り。
そもそも、佐々岡さんは現役時代から、あの大野豊さんをも上回る辛酸を舐めてきた人ですから…。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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