きのうは東京スタジアムでラグビーW杯プールC・イングランド−アルゼンチン戦を観戦。
W杯観戦3試合目、前日静岡まで足を伸ばした南アフリカ−イタリア戦に続いての〝2連戦〟です。
正直、少々の疲れ(と甚大なフトコロの痛み)を感じてるんだけど、それでも京王線に乗り、レプリカユニフォーム姿のお客さんたちに混じって会場に向かっていると、何となく気分が高揚してくる。
約1時間半前に到着すると、入場ゲートの前でアルゼンチンとイングランドの国旗を背に、アルゼンチンの女性歌手が〝ミニコンサート〟をやっていました。
この日は当初、観戦する予定ではなかったんだけれど、数日前になって知人のSさんから、チケットを手配できそうですよ、という大変うれしいお知らせ。
入場ゲートの左手にある「スポンサーチケットコレクション」のオフィスに寄り、今大会初めて紙のチケットを入手。
ほかの試合はすべて電子チケットで購入しているので、プリントやスマホの画像ばかりなんだよね。
昭和世代の人間にとっては、こうやって紙でもらうとありがたみが違う。
今回の席は1階のほぼ真ん中、前から17列目という絶好のロケーション。
チケットを手配していただいたSさんに感謝、感謝です。
周囲の席はアルゼンチンのお客さんが多く、ブロック全体を見渡すと、「アルゼンチンの会場に日本人の観客が混じっている」と言っても通じそう。
当然、試合が始まり、アルゼンチンが攻勢に出ると、みんな立ち上がって大騒ぎするから、座ったままじゃ何も見えなくなる。
アルゼンチンの人たち、みんな大きいからねえ。
ま、いい運動になった、ということにしておきます。
試合は開始早々の前半6分、アルゼンチンSO(スタンドオフ)ベンハミン・ウルダピジェタがペナルティーゴールを決めて3点を先制。
その2分後、イングランドWTB(ウイング)ジョニー・メイがトライを決めて5−3と逆転するも、キャプテンのCTB(センター)オーウェン・ファレルのコンバージョンゴールは決まらず。
という序盤の展開は、21日に観戦したフランス−アルゼンチン戦にそっくり。
これなら少々差がついても終盤までもつれるかな、と期待していた矢先、きのうのイタリアの〝プロレス技退場〟並みのアクシデントが発生した。
前半17分、アルゼンチンLO(ロック)トマス・ラバニーニがイングランドCTBファレルの首に左肩でタックル。
TMO(テレビジョン・マッチ・オフィシャル)の判定により、ラバニーニがレッドカードをもらい、一発退場となってしまったのだ。
きのうのイタリアの反則もそうだったが、ラバニーニのタックルも会場の電光掲示板で何度もスローモーション映像が流され、そのたびにイングランドのファンが激しいブーイングを浴びせた。
ちなみに、ラバニーニは国歌斉唱中に涙を流すほどピュアな性格の半面、もともと規律意識が低いと評判で、欧米の一部メディアには「野獣」などと評されているほどだという。
その後、試合は終始荒れ気味で、両チーム反則がらみの揉み合いになる場面も何度か見られた。
結果は39−10でイングランドが圧勝し、決勝トーナメント(ベスト8)進出一番乗りを決めている。
しかし、スコアこそ大差がついてしまったものの、両チームともに最後まで攻めの姿勢を崩さず。
とくに、後半31分、アルゼンチンWTBマティアス・モロニがこの試合唯一のトライを決めたときは、この日一番と言ってもいいほどの大歓声が上がった。
試合が終わると、両チームが列をつくり、互いの健闘を讃え合うハイタッチ。
フランス−アルゼンチン戦では試合終了と同時に大乱闘が始まったけど、さすがに同じことはやりませんでしたね。
試合後はアルゼンチン、イングランドの順で選手たちがピッチを一周しながら手を振る恒例のパフォーマンス。
今回はぼくたちがいたスタンドの近くまで来てくれたので、スーパースターたちを間近に見られたのはとてもうれしかった。
スタジアムを出たあと、一緒に観戦したみなさんと飛田給駅近くのインド料理屋に寄り、腹ごしらえをしながら日本−サモア戦をテレビ観戦。
イングランド、アルゼンチン、それになぜか日本のレプリカユニを着た外国人客がいっぱいで、「ジャパン、ゴー!」と大声で日本を応援していました。
生ビールとハイボールを飲みながら見ていたら、試合終了間際にWTB松島幸太朗がボーナスポイント1をゲットする4個目のトライ!
そこでまたみんなが立ち上がり、腕を突き上げて大喜び!
というわけで、2試合連続の生観戦と〝PV観戦〟もこれで終了。
イングランドも強かったが、日本も粘り強かったですね。