病院通い

慈恵医大外来病棟の正面玄関では、いつも警備員が横断歩道で交通整理をしている

広島カープの緒方監督が辞任を表明した。
恐らくこうなるだろうと、球界やマスコミの関係者はもちろん、ファンの間でももっぱらだっただけに、ぼくを含めて、驚いたという人はほとんどいないはず。

しかし、釈然としないものは残る。
昨年まで3連覇していながら、今年4連覇に失敗し、Bクラスに落ちたというだけで、もう辞めてしまうのか。

いろいろとトラブルや不協和音があったとはいえ、3連覇は兎にも角にも球団史上初、巨人以外の球団ではセ・リーグ初の偉業だった。
緒方氏本人がこれだけの実績を残した自分の能力に自負を持ち、球団が彼を評価しているのなら、せめてもう1年、来季だけでも名誉挽回のチャンスを与えてもよかったんじゃないかな。

…などと考えながら、きょうは朝から慈恵医大へ。
おとといの人間ドックで3年連続悪玉コレステロールの値が200を超えたことを受けて、しばらく投薬治療を続けることにしたのです。

相変わらず患者さんの多い病院だけど、先日予約しておいたおかげでほとんど待つことなく初診を終了。
ピタバスタチンCa錠という2mgの錠剤を40日分(1日1回)処方してもらい、来月改めて血液検査を受けることになりました。

さあ、明日から治療費を稼がないと。
手始めはやっぱり、カープの来季を占う原稿かな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る