久しぶりのパ・リーグ

一回1死一・二塁で楽天・則本は日本ハム4番・近藤を初球一ゴロに仕留める

きのうはハマスタでDeNA−巨人戦、きょうは東京ドームで日本ハム−楽天戦の取材でした。
猛烈な残暑で関東首都圏の最高気温が36℃に達したきのうのきょう、改めてエアコンの効いているドーム球場の有り難みを実感。

今年は例年以上にセ・リーグの原稿が多いため、パ・リーグ公式戦の取材は久しぶり。
スコアブックを遡ってみたら、4月22日のソフトバンク−オリックス戦以来でした。

これだけパ・リーグから遠ざかっていると、話す人も見るものもすべてが新鮮。
とりわけ、日ハムの某野手コーチと某投手コーチには大変ためになるお話とネタを聞くことができました(どっちも巨人OBだろう! とツッコミを入れないように)。

試合では勝った楽天の先発・則本、抑え・松井がそれなりの好投。
スタメン2番のオコエがノーヒットだったのは物足りなかったけど、九回に送りバントで勝ち越しに結びつけたから良しと…してはいかんな、やっぱり。

負けた日本ハムも先発・加藤が5回1失点でゲームをつくり、ベテラン宮西も中継ぎの役割を果たしてホールドを記録。
スタメン2番の大田、代打・田中賢もそれぞれヒットと存在感を示しました。

しかし、ぼくが個人的に最も盛り上がったのは1−1の同点で迎えた八回、2死満塁で清宮が登場した場面。
ここでホームランを打ったら明日のスポーツ紙は半分以上が間違いなく1面!…と力が入ったこの試合最大のヤマ場は、フルカウントからあえなく二ゴロ。

同級生のヤクルト・村上がブレークしている折、清宮にももっと発奮してほしいところです。
次回の東スポ『赤ペン‼︎』のテーマはこれかな。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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