「負けて悔しいから言うわけじゃないけど、木のバットでやったら、ウチが一番強いんです。
最近はとにかくパワー、パワーで、ランナーをためて、ボコン! なんて、本来の高校野球じゃないよ」
甲子園で熱戦たけなわの第101回高校野球選手権大会、その真っ最中にこう発言したのは明徳義塾の馬淵監督でした。
投手の球数問題ばかりが論議されている高校球界ですが、金属バットこそ球数を増やしている最大の要因だ、という声が少なくない。
私自身、プロ野球関係者からもこの〝金属バット元凶論〟=〝木製バット回帰論〟を聞かされている。
そのひとりが、かつての池田のエースだった巨人・水野投手コーチ。
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