WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』157

いま、労組プロ野球選手会が日本野球機構(NPB)と12球団に対し、「現役ドラフト」の導入を訴えていることをご存知だろうか。

通常のドラフト会議ではアマチュアの選手を12球団が指名する。
しかし、これは各球団にいる出場機会の少ない選手を他球団が指名する場を設けて、移籍先で出場機会が増えるようにするための制度である。

サラリーマンの世界に例えるなら、〝企業内失業者及び低所得者救済制度〟と言ってもいい。
この交渉が3年越しで続けられ、いよいよ大詰めを迎えているのだ。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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