大谷翔平がサイクル安打を達成した日の午後

四回、西武11点目となる中村の今季9号、史上最多通算18本目の満塁本塁打が飛び出した直後

毎週金曜の朝は、TBSラジオの仕事を終えてから朝食を摂ることにしている。
自分で作ったトーストサンドと野菜サラダの朝食を食べ、洗濯物を干したあと、しばしリビングのソファでウトウトする時間が心地よい。

しかし、きょうばかりはまどろみを楽しむわけにはいかなかった。
つけっぱなしにしておいたNHK-BSの大リーグ中継で、エンゼルスの大谷翔平がサイクル安打を達成したからである。

これは事件だ! 日本のプロ野球関係者に感想を聞かないと!
…と思ってメットライフドームに駆けつけ、早速出くわしたヤクルトの面々に感想を聞いてみたら、小川監督も石井琢打撃コーチもメジャー経験のある青木宣親も異口同音に、「サイクル安打なら知ってはいるけど、映像を見てないから」。

そりゃそうだよね、きのうまで仙台で楽天と3連戦をやっていて、きょう所沢まで移動してきたばかり。
しかも、しばらく最下位に沈んだままとあっては、大谷の快挙を「すごいねえ」と賞賛しているどころじゃない。

この時点で、来週の『赤ペン!!』と『野球丸』は大谷以外の話題に決まりました。
とりあえずじっくり試合を見てネタを拾うとしよう、と思ったら…以下略。

西武には交流戦打点王の中村が満塁本塁打をかっ飛ばして記録を伸ばしたり、先発の高橋光が快投を披露したり、いろいろと明るい話題はありますが。
すみません、きょうのBlogはこのあたりで…以下略。


スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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