東京スポーツ『赤ペン‼︎』211

先週の当コラム、連載始まって以来の珍事に見舞われました。
なんと、『赤ペン‼︎』のタイトルカットが掲載されていなかったのですよ。

ヤクルト・河田コーチとバレンティンの見出し、私の略歴はいつも通り載っていたのですが、肝心の『赤ペン‼︎』の3文字、赤坂英一の4文字、それに金髪の顔写真がどこを探しても見当たらない。
原因は東スポさんサイドの手違いだったのですが、それより何より、この事態に何の反響もなかったのがちょっと寂しい。

SNSでは選手の名前を間違えたりするとすぐさまチェックが入るのに、私の顔や名前が載っていなくても、「どうなってるんだ」という指摘はひとつもありませんでした。
大して有名なライターじゃないんだから、と自覚してはいても、やっぱりホッとするより寂しくなっちゃうよね。

…と思っていたら、広島がまた豪雨に見舞われた日、竹原の実家に電話したら、おふくろが一言。
「こっちのことは心配せんでええ。それよりもあんた、この間、大スポを買うたら、あんたの名前も顔も載っとらんかったよ」

いくつになっても親とはありがたいものです。
というわけで、今週のネタは定番の広島カープもの。

先日、メットライフドームで久しぶりに話を聞いた畝投手コーチのネタを書いております。
登場人物は大瀬良と床田。

興味のある方はきょうの東スポ、大スポ、中京スポで御一読ください。

※一部地域は翌日水曜発売。
※朝刊の九州スポーツも同日掲載(ただし紙面の都合上、水曜以降掲載となる場合もあります)。
※ネット転載は原則として翌日水曜日11時以降。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る