東京スポーツ『赤ペン‼︎』210

きょうからセ・パ交流戦に突入するプロ野球、前半戦で最大の話題はヤクルトがセ・リーグタイの16連敗を記録したことでしょう。
これがリーグ新記録の17連敗まで達したら、その間も律儀にわれわれの取材に応じ続けていた小川監督について書く予定だった。

でも、幸いなことにストップしたので、連敗中の〝事件〟に切り替えます。
ファンはもう忘れかけているかもしれないけれど、ヤクルトが12連敗した翌日、つまり13連敗した試合前、報道陣の間にちょっとした衝撃が走った。

このチームが苦しい最中、4番のバレンティンが突如スタメン落ち、ベンチで代打待機となったのです。
果たして何があったのか、小川監督も宮本ヘッドコーチも「いろいろなことを総合的な判断した結果」としか言ってくれない。

そこで私は、ヤクルトファンのみならず、カープファンにもお馴染みの熱血コーチに真相を聞いてきました。
そう、ご存知、河田雄祐外野守備走塁コーチ。

「いやね、ココ(バレンティンの愛称)にはよく言ってるんですよ…」
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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