きょうは当初、東京ドームへ巨人-中日戦を取材に行くつもりだったが、きのうの試合結果を受けて予定変更。
きのうヤクルトがDeNAに敗れてセ・リーグタイ記録の16連敗に達し、きょうのこのカードにリーグ新記録の17連敗の可能性が出てきたため、横浜スタジアムへ行ってきました。
WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』にも書いた通り、この両チームは監督が必ず試合前の囲みをやってくれるのがありがたい。
DeNA・ラミレス監督は16連敗中のヤクルトについて聞かれると、「10連敗までは経験があるけど、16連敗までしたことはないからね、わからないよ」。
そう言えば、あの10連敗(4月28日、巨人戦、東京ドーム)も、その翌日(同29日、同カード)の連敗ストップも現場で取材したんだよな。
あのとき、一部でラミレス監督休養説が報じられたのが、もう何年も前のことのように思える。
一方、ヤクルト・小川監督は試合前、スタメンに「1番ライト・塩見、8番捕手・古賀」を起用することを公表。
「16連敗中、オーダーが15通りとか16通りとか言われるけど、これも勝つためなんでね、固定できなくて選手には迷惑をかけているし、申し訳ないんだけども」という口調に、たたき上げの指揮官の人柄が滲んでいた。
「パッと目が覚めたら、これはみんな夢だった、ということにならないかな」とこぼしていたのは石井琢打撃コーチ。
それでも、みなさん、しっかりこちらの取材に答えているあたりは、さすがプロの集団と、改めて感心しました。
さて、試合は石井琢コーチが預かる打線が初回からつながり、一回に大引のタイムリー二塁打で3点、二回に塩見のタイムリー三塁打でもう1点、三回にはバレンティンのソロ本塁打でさらに1点と計5得点。
中4日で先発した原樹理も6回3分の2を1失点で抑える〝献身的〟粘投でチームの連敗をストップさせた。
試合後の小川監督は「ホッとしちゃいけないんだろうけど、ホッとしました」と安堵の表情。
一方、負けたラミレス監督は、先発の浜口を1イニングだけで降板させたことについて、「彼は去年から横浜スタジアムで0勝6敗、防御率もベリーハイ、きょうも初回で決まってしまった」と、こちらは大変お冠でした。
正直、セ・リーグ新記録の17連敗に達したら、その原稿も用意していたんですけどね。
残念な、いや、幸いなことに、あえなく幻になってしまいました。
さあ、来週から交流戦か。
今シーズンも早いなー。