東スポで連載中の小欄、賢明な読者の方々はすでにお気付きのように、今年は例年に比べてカープネタが少ない。
最大の理由は何と言っても、昨年まで3連覇、今年も4連覇が視界に入り、新たな視点や斬り口が見つけにくくなってきたこと。
強さの秘密はこれだ! とやろうとしても、強さに慣れたファンの方々にとっては先刻ご承知のことばかり。
逆に、ちょっとヤバイんじゃないの? とやっても説得力に乏しい。
正直、開幕早々5カード連続で負け越したときも、私は一部のファンやマスコミが言うほど、深刻な事態とは思っていませんでした。
そのうち上がってくると思ったら案の定、今月2度の8連勝であっと言う前に首位に浮上。
この強さ、一番の要因はやはり、上位打線が固定されたことでしょう。
1番・野間、2番・菊池涼、3番・バティスタ、4番・鈴木、5番・西川のラインナップは、破壊力や機動力はもちろん、前後のつながりでもセ・リーグ最高。
しかし、そこで、この打線を立て直した東出打撃コーチが一言。
「安心して見ていられるのは2番と4番だけです。1、3、5番はまだまだ…」
よくよく話を聞いてみると、〝常勝チーム〟〝王者広島〟と呼ばれるようになってからのカープは、若手選手の意識も変わってきた。
それも、はっきり言って、あんまり良くないほうに…。
おお、これなら書く価値があるぞ!
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