WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』153

シーズン中のプロ野球取材の慣習のひとつに、監督の〝試合前囲み〟がある。
試合前の練習中、監督が報道陣に囲まれて取材に対応するもの。

大抵はごく短い時間で、一対一の取材と違い、鋭い質問がぶつけられることもなく、ほとんど当たり障りのない内容に終始する。
が、そのぶん、リラックスした監督の言葉の端々から、独自の野球観や人柄が滲み出るところがなかなかに興味深い。

最近、面白いのはヤクルト・小川監督やDeNA・ラミレス監督。
昔は何と言ってもノムさんのボヤキ、それに星野監督の歴史に関するウンチク話も聞きものだった。

意外に思われるかもしれませんが、あの王監督も実に興味深いお話をしてくれました。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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