『スキャナーズ3』(WOWOW)

(Scanners 3:The Takeover/100分 1991年 カナダ 日本配給=コムストック・グループ 1992年)

監督クリスチャン・デュゲイ、製作レネ・マロで作られたシリーズ第3作。
3作目であることに引っ掛けたのか、前作までのスキャナー専用鎮痛剤エフ1、エフ2に続いてエフ3が開発され、これを使用したスキャナーがとんでもない暴走を始める、というお話である。

この悪役スキャナーを女性にしているところがミソで、リリアナ・コモロウスカという女優がセミヌードまで見せるなかなかの熱演。
クライマックスでは縁を切った弟(スティーヴ・パリッシュ)と真っ向からの〝スキャン対決〟となる。

3作目とあっていささかグダグダな展開が目立ち、開き直って笑いを取る演出に走っている場面も少なくない。
しかし、この種の低予算SFアクションとしては及第点と言っていいだろう。

最後は姉が弟に敗れたと見せかけて実は…というオチまで、デュゲイもそれなりに頑張っている。
興行的にも失敗はしなかったようで、マロは飽きもせずに第5作まで製作を続けている。

私はもう観る気はしませんが。(^^;
オススメ度C。

ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2019リスト
※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

35『スキャナーズ2』(1991年/米、加、日)C
34『スキャナーズ』(1981年/加)B
33『エマニエル夫人』(1974年/仏)C
32『死刑台のエレベーター』(1958年/仏)B
31『マッケンナの黄金』(1969年/米)C
30『勇気ある追跡』(1969年/米)C
29『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年/米)A
28『ドクトル・ジバゴ 』(1965年/米、伊)A
27『デトロイト』(2017年/米)B
26『クラッシュ』(2004年/米)A
25『ラ・ラ・ランド』(2016年/米)A
24『オーシャンズ13』(2007年/米)B
23『オーシャンズ12』(2004年/米)C
22『オーシャンズ11』(2001年/米)B
21『オーシャンと十一人の仲間』(1960年/米)B
20『マッキントッシュの男』(1973年/米)A
19『オーメン』(1976年/英、米)B
18『スプリット』(2017年/米)B
17『アンブレイカブル 』(2000年/米)C
16『アフター・アース』(2013年/米)C
15『ハプニング』(2008年/米)B
14『麒麟の翼〜劇場版・新参者』(2912年/東宝)C
13『暁の用心棒』(1967年/伊)C
12 『ホテル』(1977年/伊、西独)C※
11『ブラックブック』(2006年/蘭)A
10『スペース・ロック』(2018年/塞爾維亜、米)C
9『ブラックパンサー』(2018年/米)A
8『ジャスティス・リーグ』(2017年/米)C
7『ザ・リング2[完全版]』(2005年/米)C
6『祈りの幕が下りる時』(2018年/東宝)A
5『ちはやふる 結び』(2018年/東宝)B
4『真田幸村の謀略』(1979年/東映)C
3『柳生一族の陰謀』(1978年/東映)A
2『集団奉行所破り』(1964年/東映)B
1『大殺陣』(1964年/東映京都)C

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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