神宮球場で食べる試合前メシと言えば、左翼側の生姜焼き丼、一塁側のさぼてんソースかつ丼(ともに750円)がここ数年の定番だった。
が、きょうは以前から気になっていた左翼側の〈塚田農場〉で鶏炭火焼丼(900円)をチョイス。
肝心の鶏肉が本場の宮崎地鶏と比べてどうか、というのが気がかりだったけど、さすが〈塚田農場〉だけあって風味も噛みごたえもまずまず。
ただ、コスパの高い神宮で、900円という値段に納得できるかどうかとなると、人それぞれかなあ、という気もしますね。
で、これをムシャムシャと食べながら読んだのが、きょうの日刊ゲンダイと夕刊フジ。
両紙とも今月1日から150円に値上げしたので、自腹で買ったら300円だけど、球場で会ったゲンダイの後輩、フジの記者にいただきました。
最終面はどちらも阪神ネタで、ゲンダイが藤浪のトレード情報、フジが矢野監督が試合前「1時間のメンタルビデオ」を選手に見せていたという内幕物。
どっちの中身が上だったかと聞かれれば、そりゃフジのほうが断然面白い。
プロ野球はまだ開幕してからやっと6カード目。
この時期にファンが関心を抱いているのはシーズンオフ的な人事情報ではなく、グラウンドやベンチ裏で何が起こっているか、でしょう。
とくに阪神ファンは、矢野新監督になってもなかなか勝てない現状に、いったいどないなっとんねん、とヤキモキしている。
そういうニーズにタブロイド夕刊紙として答えられているのは、この日に限っては明らかにゲンダイよりもフジだった。
とはいえ、ゲンダイも中面ではフジに負けじとなかなか健闘している。
中でも、智弁和歌山・高嶋仁名誉監督の連載『最強監督が語る甲子園』第13回が実に興味深かった。
それにしても、6時半試合開始は遅いよ。
おまけに延長十二回の末に引き分けなんて、年寄りにはかなわん。