私がツイッターを始めたのは2009年10月で、今年で10年目を迎える。
大して有名でもないライターなので、少しでも自分の記事や著書の宣伝になればと思って始めた。
それはちょうど、ツイッターがそろそろ一般大衆の間に浸透し、ユーザーが急増していたころに重なる。
しかし、それではツイッターとはいったい何なのか、誰がつくり、どのような経過をへてここまで広まったのか、はたと気がついたら、そういう基本的なことを何も知らない。
そこで、改めてツイッターのついての基礎知識を身につけようと、ネットで探し出したのがこの本である。
初版発行は私がツイッターを始めてからちょうど1カ月後の2009年11月。
著者はITジャーナリストとして知られる津田大介氏。
発売当時の定価は740円だったが、Amazonで見つけたものは古書となった新書の例にもれず、僅か1円だった。
第1章「ツイッターとは何か?」、第3章「社会に広がるツイッター・インパクト」などが、自分のツイッター歴を重ね合わせて読むとなかなか興味深い。
オバマ前大統領が選挙戦や政策発表にツイッターを活用していたくだりを読むと、いまのトランプはオバマの猿真似をしているだけかと思ってしまう。
2019読書目録
7『極夜行』角幡唯介(2018年/文藝春秋)
6『力がなければ頭を使え 広商野球74の法則』迫田穆成、田尻賢誉著(2018年/ベースボール・マガジン社
5『OPEN アンドレ・アガシの自叙伝』アンドレ・アガシ著、川口由紀子訳(2012年/ベースボール・マガジン社)
4『桜の園・三人姉妹』アントン・チェーホフ著、神西清訳(初出1900年〜/新潮文庫)
3『かもめ・ワーニャ伯父さん』アントン・チェーホフ著、神西清訳(初出1895年~/新潮文庫)
2『恋しくて』村上春樹編訳(2016年/中公文庫)
1『月曜日は最悪だとみんなは言うけれど』村上春樹編訳(2006年/中央公論新社)