翔んで埼玉、走ろう里山

左回りループの後半に入ったところ、このあたりは大変快適に下れます

毎週恒例、あの〝魔境〟埼玉の里山を走ってきました。
映画『翔んで埼玉』を観てからここに来ると、妙に感慨深いものがあります。

今回は長年のMTBつながりの友人、このアカサカサイクル の旧サイトのデザイナー兼管理人でもある〈きっちゃん開発〉と一緒。
この人はいつもWeb用に私の勇姿(…に見せようと必死に取り繕っている姿なんだけどね)を撮影してくれる。

そこできょうは、これまでBlogに載せてなかったポイントの画像をアップしておきたい。

への字に結んだ口に緊張感、というより恐怖心?が現れている

この場所は仲間内で「V字」と呼ばれている切り返しのポイントです。
画像ではわかりにくいんですが、この下りの短い急斜面の直後がやはり急角度の上りになっていて、その天辺まで上っていくのは至難の技。

若いころは何度か成功してるんだけど、最近は根っこにつっかえると「あ〜、やっぱダメだ」とすぐに諦めてしまいます。
きょうも上り坂の途中までは頑張ったんだけど…以下略。

きょうは珍しく、右回りループの途中で昔馴染みのカナダ人、イアン・エドワーズさんに遭遇!

「ヒゲ生やしたらジェダイマスターみたいだね」と言ったら、「SWはボクが生まれて初めて観た映画なんだよ」だって

自転車を停めて何をやっているのかと思ったら、自分で持ってきたコーヒーを淹れているところ。
それも、ミルで豆を挽き、バーナーとドリップで沸かしているのだから本格的です。

「このコーヒーは美味しいんだ。
ごちそうしたいけど、一人分しか豆を持ってきてないんだよ、また今度ね」

う〜ん、山の中で一休みしてゆっくりとコーヒーねえ、これがカナダ流のトレイルの楽しみ方なのかな。
おれはいつもセコセコガンガン走ったあと、昼飯時には山を下りてビールを…じゃなくて、ラーメンをズルズル、だもんなあ。

こういうアウトドア遊びには、イアンみたいな余裕も必要だよね。
…などと考えながら、きっちゃんとビールを…じゃなくて、ラーメンをすすった午後でありました。




スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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