自転車にもイップスはあるか

毎回同じような写真だけど、最初の上りを終えたところの休憩ポイントなのです

今週末の土日は当初、東京ドームでのオープン戦、巨人−ヤクルト2連戦を取材し、A社とB社に原稿を送る予定だった。
で、週明けの月曜か火曜、いつもの里山へ走りに行こうかな、と。

ところが、天気予報によると、日曜の夜から本格的な雨になるようで、月火は路面がかなりウェットになっている可能性が高い。
それならばと予定を変更し、きのうの金曜のうちにA社へ原稿を送信、B社には明日の日曜、オープン戦終了後に原稿を送ると連絡。

…というやりくりの末、月曜の予定を前倒しし、どうにかきょうの土曜、里山へ行く時間を作ったわけです。
睡眠は十分で、ぼく自身の体調は極めて良好、路面コンディションもまずまずで、それなりに快適なライドになりました。

しかし、いつもは一発でクリアできるせせらぎポイントで、タイヤがつっかえて足つき。
あれ? おかしいなあ、と思って再度やり直したらまた足つき、あれれ? どうしたんだろう、とさらにやり直したらまたまた足つき、なんでだよお! と3度目に挑戦したらまたまたまた…以下略。

ここはもともと、マウンテンバイクを始めたころに苦手にしていたポイント。
最近、野球のイップスに関する本を読んだばかりだったので、嫌だなあ、きょう苦手意識が再発してイップス状態になったらどうしよう、という一抹の不安が脳裏をよぎる。

一息入れて4度目に臨む直前、タイヤがいつもより硬い(空気圧が高い)ことに気づき、エアを抜いてせせらぎを渡ったら、今度は石も根っこも難なくクリア。
できてしまえばどうということはないんだけど、このようにその日の体調や心理状態によってライディングが変わるのがマウンテンバイクの面白さでもある。

帰りは例によって〈麺屋 無尽蔵〉の醤油つけ麺で栄養補給。
ママさんに「花粉は大丈夫なんですか?」と聞かれて、そう言えばきょう山の中で会ったバイカーはマスクをしている人が多かったことに気がつきました。

幸い、ぼくはいまのところ、花粉症にはなっていません(これから先はわからないけど)。
明日は東京ドームへ行ってきます。

醤油無尽蔵つけ麺900円 ガーリックを入れて食べるとより美味しい 最後の割りスープも必須!
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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