DeNA上茶谷は2回完全

上茶谷の直球は藤原との対決で最高152㎞を計測

きょうの練習試合取材は宜野湾市営球場で行われたDeNAとロッテ。
DeNAでは実戦初登板となるドラフト1位新人・上茶谷大河(東洋大)が先発し、対するロッテは同1位・藤原恭大(大阪桐蔭)が2番・センターでスタメン出場する、と聞いたら見に行かないではいられません。

結果は上茶谷が藤原を三ゴロに仕留め、大卒ならではの格と力の違いを見せつけました。
藤原が話題の黄金ルーキーだったこともあり、「やっぱり、打たれたらと思うと、ちょっと意識しましたね」と登板後の上茶谷はホッとした表情。

上茶谷はその後も2回を無安打無失点に抑え、開幕ローテーション入りに向けて好発進。
11勝をマークした昨年の新人王・東克樹が出遅れていることもあり、首脳陣の期待も高まっている。

新背番号0をつけた中井は右方向へ技ありのヒット

DeNAでもうひとり注目していたのが、昨年巨人で戦力外通告を受け、シーズンオフに拾われた中井大介。
この日は5番・ファーストでスタメン出場し、第1打席で二木康太からチーム初ヒットを打った。

しかも、右方向へ強い打球を飛ばしたのだから、なかなか器用なバッティングをするじゃないか、と思わず唸りました。
…が、次打者・佐野恵太の単打で三塁を欲張り、刺されちゃったあたりはやっぱり中井くんかな。

しかし、今年からチーフ打撃コーチに就任した田代富雄さんは、「中井はいいよ、使えるよ」と高評価。
本番での活躍が楽しみになってきましたね。

さて、楽しかったキャンプ取材もきょうで終了。
明日帰京したら、明後日はTBSラジオ出演が待っています!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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