【明日15日AM8:00出演】TBSラジオ『森本毅郎スタンバイ!日本全国8時です』Talk97


この1週間、スポーツ界では様々な出来事がありました。
水泳の池江璃花子が白血病であることを公表、テニスの大坂なおみがバイン・コーチを解雇、メジャーリーグでは菊池雄星や大谷翔平がキャンプイン、などなど。

日本のプロ野球キャンプでは、中日・松坂大輔が右肩の違和感、日本ハム・中田翔が左内転筋の肉離れで離脱したのが残念。
明日から沖縄で見るのを楽しみにしていた大物が相次いでグラウンドからいなくなってしまった。

もう球界の人間ではないけれど、元ロッテの大嶺翔太が恐喝容疑で逮捕されたのも衝撃的なニュース。
逮捕と言えば、元フジテレビのアナウンサーが器物損壊容疑で捕まった事件にも驚かされた。

さて、こういうとき、TBSラジオ『日本全国8時です』のリスナーにとって、最もニーズのある情報は何だろう。
池江の容態が最大の社会的関心事であることは確かだけれど、まだ詳細な検査の結果が明らかになっていない中、くじけないで頑張ってほしいとか、治療に専念してくださいとか言う以外に、何が言えるのだろう。

そういう意味で、池江についてのコメントを求められたとき、「ぼくは(白血病と池江の状態について)無知なので(発言する)権利がない」と語った宇野昌磨の態度は絶対的に正しい。
しかし、そうは言っても、スポーツライターを名乗っている以上、この話題にまったく触れないのはかえって不自然だし、何らかの形でコメントするべき立場にあることも確かなのです。

今夜は悩みながら寝ます。
明日もよろしくお願いします。




スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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