どんなに忙しくても山へ行く

この輪行袋は29インチ専用で、ハンドルの先っぽまできちんと収納できる

2週間ぶりにS県H市の里山へ行ってきました。
いつものように池袋駅まで自走し、愛車のホイールを外して輪行袋に入れ、急行H行きの最後尾車両に乗車。

約50分程度で最寄りのM駅に到着すると、そそくさとマウンテンバイクを組み立て、S峠へ出発。
前回と同様、耳にイヤーガード、首にネックウォーマー、手袋の内側にインナーグローブ、いつもより厚手のバイクパンツ、さらに靴下の上にウインドストッパーと、万全の防寒態勢で臨みました。

最近、このあたりは伐採作業が進んで見晴らしがよくなった

しかし、きょうは予想以上に陽射しが強く、思ったより風もなく、トレイルに入る前のアプローチだけで早くも汗ダラダラ。
ネックウォーマー、インナーグローブをザックにしまってトレイルに入ると、気温も路面もほどほどで非常に心地よい。

2週間程度のブランクだと身体が山道の凸凹やバランスの取り方を覚えており、上りも下りも至ってスムーズ(私としては、ですが)。
最近はスタミナもついてきたので、本当は昔みたいに3周したかったけど、腹も減ったし、週末から沖縄だし、慎重を期して2周でフィニッシュ。

下山後の昼ごはんはH駅前の〈祥龍王記〉で角煮麺880円。
こってりした豚角煮の下にもやしが山盛り、その下に細麺が隠れていて、一見脂っこそうに見えるけど、スープは意外にアッサリ味なのです。

それにしても、ここの店はいつもガラ〜ンとしていて、客より店員(の家族?)が多いぐらい。
店員は全員中国人(台湾人?)で、あまり日本語に慣れておらず、こちらの注文はわかってくれるものの、こちらは彼らのしゃべる日本語が聞き取りにくい。

店には100インチぐらいのでっかいテレビがあり、日本の番組ではなく、延々と中国製カンフー映画などを流している。
英語や日本語の字幕がないので、明らかに中国人専用のチャンネルなのだが、どうやって受信してるんだろうね。

帰路の車中できょう初めてスマホでスポーツ界のニュースをチェックし、衝撃的な情報が溢れているのに愕然。
トレイルで味わった爽やかな空気はあっという間に吹き飛んでしまいました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る