きょうも某強豪高校で半日みっちりと取材。
その後、某OB評論家とお好み焼きを食べに行くことに。
行く前にガラケーを取り出した某OB、「おい、何食う? そば肉玉でええか?」
私「え? 出前取るんですか」
某OB「違うわい。これから食べに行くんよ。いま電話で注文しとったら、着いたときにすぐ食えるじゃろうが。ここは早いけえ、7分で焼けるよ」
そう言われて連れて行かれたのが、舟入にある〈一番〉というお店(画像)。
いやあ、懐かしいねえ、こういう雰囲気。
店のフロア、というより土間の真ん中に鉄板、丸椅子に腰掛けてヘラで食べる、という昔ながらのスタイル。
鉄板の内側にいるおばちゃん1人、お姉さん2人が手際よく焼いて、パッパッパッとわれわれの目の前に出していく。
某OB「これで600円よ、600円。安うてええじゃろ。
昔はこれを300枚焼きょうったんで。
600円×300枚で1年もやってみい。
18万円×300日としても5400万円になる。
それで、わしが中学2年のころからやっとるんじゃけん、はあ開店して50年」
ほいじゃけえ、ここは儲かっとるんよ」
おばちゃん「そんなに儲かっとるわけがないじゃろ。
昔は○○(某強豪校)のすぐ裏にあったけん、仰山生徒が寄ってくれよったけど、いまはさっぱりじゃわいね。
(店舗が)電車通りを挟んだところに変わると、どうしても足が遠のくよね」
こういう会話も広島風お好み焼き屋の〝味〟のひとつ。
最近、広島の繁華街で流行っている店は、美味しいことは美味しいけど、こういう昔ながらのスパイスがないんですよね。