東京スポーツ『赤ペン!!』185

東京スポーツ『赤ペン‼』

 巨人が4年連続で優勝を逃し、球団ワーストタイ記録だと言うけれど、ストーブリーグはぶっちぎりの優勝である。
 宮本、水野、元木とテレビでお馴染みのOBをコーチ陣に迎え、オリックス・中島、西武・炭谷、大物外国人ビヤヌエバらを次々に補強し、トドメのように広島・丸をFAで獲得。

 これだけ連日のようにファンやマスコミを賑わせている球団はほかにない。
 ドラフトで根尾(大阪桐蔭→中日)を外したマイナスを補って余りある、どころか、巨人ファンはもう1位指名のクジ引きで2連敗したことなど忘れているかもしれませんね。

 でも、野球はやっぱり投手だと思う。
 巨人の今シーズンを振り返ると、最初から最後まで先発ローテを守り通したのは菅野だけ、抑えもカミネロ、マシソン、山口俊とコロコロ変わって安定しなかった。

 CSのころには、さらに別の先発要員にまで「抑えができないか」と首脳陣が打診していたくらいですから。
 というわけで、私が思うに、来年巨人のカギを握るのは、豪華絢爛たる補強戦力ではなく…

 いかん、ネタバレするところだった。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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