法大神楽坂優勝パレード♪

 今年、広島ではリーグ3連覇したカープの優勝パレードが行われなくなった。
 日本一にならなければやらない、と松田オーナーが公言し、日本シリーズで負けてしまったからである。

 その代わりというわけではないけど、個人的に楽しみにしていたのが我が母校・法政大学野球部の優勝パレード(画像)。
 今年の東京六大学秋季リーグで12季ぶり45回目(早大と並んで最多タイ)の優勝を果たし、久しぶりにパレードを行うことになったのです。

 しかも、きょう午後5時半、私が昔通った市ヶ谷キャンパスをスタートし、いま暮らしている神楽坂を行進、赤城神社で折り返し、また市ヶ谷に帰るというコース。
 となれば、徒歩圏内に住んでいる以上、見に行かないわけにはいきません。

 パレードは予想した以上の大所帯で、横断幕を掲げた先頭に続いて、応援団とチアリーディング部が登場。
 校歌、応援歌を歌いながら通り過ぎた彼女たちの後に、ブラスバンド部が続く。

 市ヶ谷キャンパスから参加したOB、OG、一般参加者も結構多く、予想以上の盛り上がり。
 神楽坂にはスタート前から法大の学生が神楽坂の沿道に立ち、交通整理や通行人への呼びかけに立ち働いていました。

 思わず「お疲れ様です」と声をかけたら、

「ありがとうございます。
 きょうはパレード終了後に市ヶ谷キャンパスで祝勝会が行われますので、よかったらそちらにもお越しください!」

「きょうはちょっと無理だなあ」

「それでは、来年の春、神宮球場での応援をよろしくお願いします!」

 こういう手作り感がまたいいよね。

法政大学野球部の優勝パレード

 この車のリヤシートで微笑んでいるのが田中優子総長。
 なぜこんな顔をしているのかというと、沿道から「優子ちゃーん!」と声がかかって、照れ笑いしておられるのです。

 田中先生はぼくの在学中、文学部の教授。
 そのころは、総長になるなんて想像もしてませんでした。

※なお、このパレードの動画はTwitter、Facebook、Instagramでご覧ください。
 アカウントはすべてakasakacycle

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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