相変わらず寝不足が続いております。
きのうは夜のうちに帰京し、日本シリーズ第5戦のサヨナラ決着をテレビでチェックしたあと、そそくさと就寝。
今朝はいつものように6時過ぎに起床、7時にTBS差し回しのハイヤーに乗り、朝8時から『森本毅郎スタンバイ!』に生出演。
その後、3週連続ハイヤーで羽田空港へ向かい、ここからまた3週連続で広島へ。
広島空港からリムジンバスで広島駅に着いてみたら、ちょうどカープの選手たちが新幹線で到着したところ。
出迎えのファンと報道陣でごった返している中、新井さんが記者たちを従え、急ぎ足で改札を抜けていきました。
ここで九スポ(東スポ)のカープ担当Kくんと落ち合い、軽く打ち合わせして広島市内のホテルにチェックイン。
この宿に泊まるのも3週連続です。
ただ、今回は明日の第6戦以降、広島が負ければ日本シリーズが終わってしまうため、その場合は宿泊予定をキャンセルせざるを得ない。
いや、もちろんカープが勝つと信じてはいるけれど、…とフロントの女性に説明していたら、彼女の目尻がカリカリカリとつり上がった。
「ええ、それはもう、私どもも信じてはいるんです、いるんですけど、きのうの試合、ご覧になりました?
マー、悔しい! あんな負け方をするなんて!」
「そ、そうですねえ…」
「あの柳田って選手、広島生まれなんでしょ! 広商にいたんでしょ! なんであんなところで打つんかしら!
ウチの主人、運良くチケットが取れて、福岡まで見に行っとったんですよ! それなのに、ンモー!」
というわけで、広島ではいま、このまま終わってたまるか! というカープファンの熱気と負けん気が充満しております。
ブラリと街に出て、広島本通というアーケード商店街を歩いていたら、頭上にこんな旗がかかっているし(画像)。
『わしらも負けずにがんばるけぇ!』
このコピーに、広島県人気質、カープファン気質がよく表れていますね。
何かこう、ふだん非常に悔しくて歯がゆいを思いを抱えていて、時々めげそうになるたび、カープの試合を見ては元気をもらって生きている、みたいな。
ぼくが子供のころに比べれば、応援している市民の生活は豊かになったし、本拠地も昔の市民球場よりずっときれいになったし、カープも明るくてオシャレなチームカラーに変わった。
…はずなのに、ファンはいまだに『わしらも負けずにがんばるけぇ!』と思いながら応援してるんだよね。
そんなカープがソフトバンク相手に善戦奮闘している日本シリーズの視聴率、関東地区では以下の通り。
第1戦12.8%(テレビ朝日)
第2戦9.8%(フジテレビ)
第3戦10.1%(TBS)
第4戦9.7%(日本テレビ)
第5戦10.8%(テレビ朝日)
※数字はビデオリサーチ調べ
まあ、いいか、地元でこれだけ盛り上がってるんだから、と考えるべきか。
いや、全国区人気を盛り上げるため、球界全体でもっとテコ入れ策を講じるべきか。