今回のアタマはやっぱり、大相撲の話から入らなきゃいけませんね。
先週、「一昨年大阪場所以来の優勝の期待が高まっています!」と話した横綱・稀勢の里が初日から悪夢のような4連敗で、きょうから休場なんだもん。
いや、いくらなんでも、2連敗ぐらいで止めてくれると思ったんだけどなあ。
本場所の勝敗を予想する場合、場所前の稽古は参考にはなってもアテにはならない、とは、以前自分が話したことですが、まさかこんな形で現実になるとは思わなかった。
一方、稽古では精彩がなく、途中で帰ったりしていた稀勢の里の弟弟子・高安は危なげなく4連勝。
5日目のきょう、土がついちゃったけど、NHK解説者の北の富士さんがおっしゃっているように、動き自体は悪くない。
まあ、その元横綱・北の富士さんの慧眼を持ってしても、なかなか予想がつかないのが大相撲の奥の深いところ。
2009年初場所、北の富士さんが稽古を見て「休場もある」と予想した朝青龍が優勝すると、翌日中日スポーツに掲載されたコラムで「完全にいっぱい食わされた」と悔しがっておられたのを思い出します。
あのコラムは傑作だった。
書き出しからして、「実はこの原稿をやっとの思いで書いている。昨夜の酒が残って完璧な二日酔いである。(中略)もう酒の顔も見たくない」と悔しさ剥き出し。
酒に「顔」がある、という表現にもまた、独特の奥深さを感じたものです。
あ、私は今夜、寝酒もほどほどにして早めに休みますよ。
明日もよろしくお願いします!
※Talk85
①九州場所初日から4連敗で稀勢の里休場の全内幕
②フィギュア・グランプリシリーズに新星誕生!紀平梨花は栄養学にも詳しい〝女羽生〟