東京スポーツ『赤ペン!!』182

東京スポーツ『赤ペン‼』

 カープの〝新井さん〟が引退して、昔の広島市民球場の匂いがする最後の選手がいなくなってしまった。
 首脳陣には緒方監督をはじめ、〝旧市民球場世代〟がまだまだ残っているけれど、主力として活躍していたのは緒方監督と東出打撃コーチぐらい。

 カープの低迷期を支えた廣瀬コーチにしても、レギュラーに定着したのは本拠地がマツダスタジアムに変わってから。
 年々寂しくなるなあ、と思っていたところへ、前本拠地で現役を終えたあの大エースが帰ってきました。

 来季、二軍から一軍への昇格が決まった佐々岡投手コーチがその人。
 以前から次期監督候補のひとりと目されていて、ドラフト同期生・与田氏の中日監督就任と同時に一軍へ上がってきた。

 現役時代の晩年は、マツダスタジアム開場の2008年まで続けてはどうかと球団に勧められながら、「自分のような選手のために登録枠がひとつ使われては若い人にとって迷惑になる」と、旧市民球場閉場とともに07年に引退。
 15年に指導者としてカープに復帰してからも、「まずは二軍から」と地道に若手の指導に当たってきた。

 その佐々岡コーチに是非期待したいのが…、
 この続きはきょうの東スポ、大スポ、中京スポでお読みください。

※一部地域は翌日水曜発売。
※朝刊の九州スポーツも同日掲載(ただし紙面の都合上、水曜以降掲載となる場合もあります)。
※ネット転載は原則として翌日水曜日11時以降。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る