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【明日9日AM8:00出演】TBSラジオ・森本毅郎スタンバイ!Talk11
2017年06月8日(木)


 このところ、東スポ、WEDGE Infinityで巨人について書いているためか、巨人に関するコメントの依頼が多い。
 テレビとか雑誌とか。

 しかし、この際だからこの場で宣言してしまおう。
 私、原則として、自分の原稿と出演中の番組以外では絶対にコメントいたしません。

 最近、うっかりコメントして好き勝手に使われたらろくなことにならない、と身をもって痛感していますから。
 実際、きょうも知人から某テレビ局の全国ネットのニュース番組に協力してもらえないか、という連絡があって、すげなく断るのもどうかと思い、電話で担当者の話を聞いてみた。

 コメントの使用は録画や電話インタビューではなく、「スポーツライター赤坂英一」という肩書き、顔写真、吹き出しをボードに載せて紹介するという。
 それをアナウンサーが指し示しながら話をする、という最近流行の形式。

 で、電話口の担当者、最初のうちは「連敗の原因は何ですか?」「巨人に足りないものは?」とごくふつうの質問をしていたが、次第にトンチンカンなことを聞いてくるようになる。
 「由伸監督の解任はありませんか?」と言うので、「そんなことあるわけがない。まだシーズン序盤だよ」と答えたのだが、あとで思えばこのときに話をやめておけばよかった。

 それからしばらくして、担当者から確認の電話があった。
 「由伸の解任はないとしても、過去に連敗して監督が解任されたケースはありますから、そこを赤坂さんに一般論としてコメントしていただきたいんですが」

 巨人12連敗にかこつけ、「高橋監督、解任も!?」というテロップを出そうとしていることがミエミエの誘導取材である(現実に放送された字幕ではそれに近い文言を使っていた)。
 もし「一般論として」という言葉に騙され、「過去には連敗を重ねて解任された監督もいる」などというおれのコメントを、ボードの吹き出しで紹介されたらどうなるか。

 そこでアナウンサーが「そうすると高橋監督も安心してはいられませんね」と言ったりしたら、世間的には「赤坂が由伸監督の解任もあり得ると発言した」ということになる。
 当然、囲み取材で高橋監督に合わせる顔もなくなり、周囲の記者にも白眼視を受ける。

 あげく、そういう印象だけが一人歩きしてネット上で血祭りにあげられ、コツコツと取材して書き溜めた本や記事まで信憑性を疑われかねない。
 おれがほかのライターが書きにくいことを書き、言いにくいことを言えるのは、常に現場に身を置いてそういう(緊張)関係を築いているからだが、もしきょうこのニュース番組にコメントを悪用されたら、日ごろの努力もすべて水の泡となるところだった。

 極めて悪質だと思うのは、この担当者がそういう実際の狙いを電話で語らず、こちらには隠しておき、使えるコメントだけを引き出そうとしていたことである。
 こういうのは取材というより「振り込め詐欺」に近い。

 というわけで、このニュース番組(そう、ニュース番組なんだよ!)にコメントすることは断った。
 テレビ局によるフェイクニュースや印象操作というのはこのようにして行われるのかと、冷や汗をかいた。

 この件に関しては責任者から謝罪の電話があったので、これ以上蒸し返すことはしません。
 巨人の連敗に関する私の見解は、明日の〈日本全国8時です〉でしっかりしゃべります!(予定)

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