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『現代やくざ 与太者仁義』(東映ch)
2015年06月23日(火)


 昨年亡くなった菅原文太は1954年、劇団四季の第1期生としてスタートした役者だった。
 4年後の1958年、新東宝に入社して多数の作品に出演するも、1961年に会社が倒産、松竹を経て1967年に東映へ移籍と、初期のころは流転の俳優人生を歩んでいる。

 東映ではしばらく不遇を託っていたが、1969年、降旗康男監督の『現代やくざ 与太者の掟』で初主演。
 本作はその〈現代やくざシリーズ〉の2作目である。

 菅原が演じているのは五郎という前科者(=与太者)で、本筋のやくざではないところが若さを感じさせる(当時、すでに36歳なのだが)。
 しかし、兄の浩一が暴力団・山崎組幹部の池部良、弟の徹が同じ山崎組で運転手をやっている田村正和と、まったく似ても似つかない3人が実の兄弟という設定はいかがなものか。

 田村正和が組の命令に逆らい、一攫千金を狙って実業家・河津清三郎を恐喝しようとしたところ、河津は山崎組組長・渡辺文雄と共謀して田村を返り討ち。
 この巻き添えを食って池部も死んでしまい、男・文太の怒りが爆発、ドス一丁で山崎組の連中を皆殺しにしてしまう。

 菅原は『仁義なき戦い』(1973年)でブレークする3年前で、ぼくが先に何度も『仁義…』のほうを見ているからか、降旗作品のカラーとリズムから著しくズレているように感じられてならない。
 ひとりで港の突堤を歩いている姿を遠くから撮っているカットなど、降旗流の美学はこのころから健在だが、こういう場面は健さんじゃなきゃ似合わないでしょう。

 お勧め度はC。

(1969年 東映 92分
 ※DVDはなし。VHSは絶版)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2015リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

58『暗黒街最大の決斗』(1963年/東映)C
57『ヒッチハイク』(1977年/伊)B
56『裏切りの荒野』(1967年/伊)C
55『ミッション』(1986年/英)B
54『生きてこそ』(1993年/米)B
53『ダブル・ジョパディー』(1999年/米)B
52『レ・ミゼラブル』(2012年/米)A
51『トランセンデンス』(2014年/米)C
50『ダイバージェント』(2014年/米)C
49『狼男アメリカン』(1981年/米)B
48『グレートレース』(1965年/米)B
47『海底二万哩』(1954年/米)B
46『救命艇』(1944年/米)B
45『ゴジラ』(1984年/東宝)C
44『怪獣総進撃』(1968年/東宝)C
43『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年/東宝)C
42『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年/東宝)C
41『リアリティー』(2012年/伊、仏)C
40『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014年/諾、瑞、丁)C
39『まごころを君に アルジャーノンに花束を』(1968年/米)C
38『ビューティフル・マインド』(2001年/米)B
37『あ・うん』(1989年/東宝)B
36『ローン・サバイバー』(2014年/米)A
35『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年/米)B
34『真昼の決闘』(1952年/米)A
33『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年/米)B
32『運動靴と赤い金魚』(1997年/伊蘭)A
31『ルームメイト』(2013年/東映)C
30『モテキ』(2011年/東宝)C
29『神様のカルテ』(2011年/東宝)C
28『バットマン』(1989年/米)B
27『バックドラフト』(1991年/米)B
26『イーグル・アイ』(2008年/米)A
25『そこのみにて光輝く』(2014年/東京テアトル他)A
24『サイドウェイ』(2004年/米)A
23『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』(2012年/仏)C
22『メトロ42』(2012年/露)C
21『リベンジ・マッチ』(2013年/米)C
20『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年/米)C
19『ボーン・アルティメイタム』(2007年/米)B
18『ボーン・スプレマシー』(2003年/米)B
17『ボーン・アイデンティティー』(2002年/米)B
16『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012年/韓)B
15『ハードエイト』(1996年/米)A
14『刑事コロンボ 第38話「ルーサン警部の犯罪」』(1976年/米)B
13『刑事コロンボ 第37話「さらば提督」』(1976年/米)B
12『ワイルド・ビル』(1995年/米)C
11『鷲と鷹』(1969年/米)C
10『プロフェッショナル』(1966年/米)C
9『戦略大作戦』(1970年/米)C
8『スリー・キングス』(1999年/米)B
7『里見八犬伝』(1983年/角川春樹事務所)C
6『パシフィック・リム』(2013年/米)A
5『大脱出』(2013年/米)B
4『追悼のメロディ』(1976年/仏)A
3『フリック・ストーリー』(1975年/仏、伊)B
2『ロボコップ』(2014年/米)B
1『アメリカン・ハッスル』(2013年/米)B
Number965
平成日本シリーズ
激闘録1991
広島vs.西武
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