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『グレートレース』(NHK-BSpre)
2015年06月11日(木)
The Great Race


 子供のころ、何度かテレビの洋画劇場で見ているが、ノーカット字幕版は初見。

 ぼくの幼少期の記憶の中では、1965年に製作された2大乗り物競争ドタバタお笑い映画超大作≠フ1本、ということになっている。
 もう1本はご存知、スラップスティック・コメディーの傑作『素晴らしきヒコーキ野郎』

 1960年代までの車や飛行機を主役とした映画はいま見ても面白いものが多い。
 『グラン・プリ』(1966年)しかり、前回取り上げた『海底二万哩』(1954年)しかり。

 まだ船や車や飛行機が文明の象徴と見なされていて、人間が未来への夢や希望を託せる存在だったからだろうね。
 これが1970年代に入ると、『大空港』(1970年)で飛行機が墜落&ハイジャックの舞台に変わり、『激突!』(1971年)で大型車両が「走る凶器」と化して、血なまぐさい恐怖の対象になっちゃう。

 まだ夢多き時代に製作された本作は、トニー・カーティス演じる冒険家の名前からして「グレート・レスリー」と実に威勢がいい。
 このグレートな主人公が自動車会社を焚き付けてニューヨーク〜パリ間・約3万5000キロのレースを企画、そのための専用車を製造させて、付けた名前が「レスリー・スペシャル」と、これもベタなネーミング。

 そのレスリーを付け狙う敵役(というか好敵手)、ジャック・レモンとピーター・フォークが演じるフェイト教授とその部下マックスのキャラクターがまた秀逸。
 レモンはビリー・ワイルダー作品以上の弾けっぷりで、フォークのボケぶりも大笑いさせてくれる。

 とりわけおかしかったのは、散々張り合っていた両者がアラスカでシロクマに襲われるくだり。
 伝説的なパイ投げ合戦のシーンもいまだに「史上最大規模」と評価が高く、未見の映画ファンにとっては一見に値する。

 紅一点のナタリー・ウッドは当時27歳で、この時代にしては珍しく巨乳を強調したファッションで登場。
 オンタイムでは40歳を過ぎてからの作品しか見たことがなかったので、若いころはセクシー女優(いま日本のマスコミで使われている言葉の意味とは異なる)として売っていたのかと、これは少々意外な感じがしました。

 お勧め度はB。

(1965年 アメリカ=ワーナー・ブラザース 160分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2015リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

47『海底二万哩』(1954年/米)B
46『救命艇』(1944年/米)B
45『ゴジラ』(1984年/東宝)C
44『怪獣総進撃』(1968年/東宝)C
43『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年/東宝)C
42『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年/東宝)C
41『リアリティー』(2012年/伊、仏)C
40『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014年/諾、瑞、丁)C
39『まごころを君に アルジャーノンに花束を』(1968年/米)C
38『ビューティフル・マインド』(2001年/米)B
37『あ・うん』(1989年/東宝)B
36『ローン・サバイバー』(2014年/米)A
35『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年/米)B
34『真昼の決闘』(1952年/米)A
33『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年/米)B
32『運動靴と赤い金魚』(1997年/伊蘭)A
31『ルームメイト』(2013年/東映)C
30『モテキ』(2011年/東宝)C
29『神様のカルテ』(2011年/東宝)C
28『バットマン』(1989年/米)B
27『バックドラフト』(1991年/米)B
26『イーグル・アイ』(2008年/米)A
25『そこのみにて光輝く』(2014年/東京テアトル他)A
24『サイドウェイ』(2004年/米)A
23『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』(2012年/仏)C
22『メトロ42』(2012年/露)C
21『リベンジ・マッチ』(2013年/米)C
20『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年/米)C
19『ボーン・アルティメイタム』(2007年/米)B
18『ボーン・スプレマシー』(2003年/米)B
17『ボーン・アイデンティティー』(2002年/米)B
16『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012年/韓)B
15『ハードエイト』(1996年/米)A
14『刑事コロンボ 第38話「ルーサン警部の犯罪」』(1976年/米)B
13『刑事コロンボ 第37話「さらば提督」』(1976年/米)B
12『ワイルド・ビル』(1995年/米)C
11『鷲と鷹』(1969年/米)C
10『プロフェッショナル』(1966年/米)C
9『戦略大作戦』(1970年/米)C
8『スリー・キングス』(1999年/米)B
7『里見八犬伝』(1983年/角川春樹事務所)C
6『パシフィック・リム』(2013年/米)A
5『大脱出』(2013年/米)B
4『追悼のメロディ』(1976年/仏)A
3『フリック・ストーリー』(1975年/仏、伊)B
2『ロボコップ』(2014年/米)B
1『アメリカン・ハッスル』(2013年/米)B
Number965
平成日本シリーズ
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広島vs.西武
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