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『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(WOWOW)
2015年06月6日(土)


 これもWOWOWの特別企画〈史上初!ゴジラ全30作品一挙放送〉でオンエアされた1本。
 また、本作は公開当時、ぼくが初めて映画館で見たゴジラ作品でもある。

 場所は広島県豊田郡安芸津町(現東広島市安芸津町)の国鉄の安芸津駅近くにあった安芸津劇場。

 1階席は椅子席、2階席は畳席で、恐らく50人程度しか入らない小屋だったはずだ。
 1階の隅に売店があって、父親に〈マミー〉という1袋10円の(割りに量が多かった)ビスケットを買ってもらい、2階でパクパク食べながら見ていた思い出がある。

 この劇場では本作のほかにも、東映のモノクロ実写版『黄金バット』(1966年)を見た。
 そのどちらかが生まれて初めて劇場で見た映画に違いないのだが、いまとなってはどちらが先だったのか判然としない。

 もしかたしたら2本立てだった可能性もある。
 東宝のゴジラ映画に東映の黄金バットが1年遅れで併映されるなど、いまでは到底考えられないことだが、なにしろ昭和40年代前半の田舎劇場だったからねえ。

 本作はゴジラの着ぐるみが大きさ、デザインともに従来の作品とはいささか異なっている。
 息子のミニラより大きくなければならないために背が高くなり、父親らしい優しさを出そうとしてか、目がクリッとして迫力がなくなった。

 ぼくは生まれて初めて見たゴジラが本作だったので、いまでもゴジラには「怖い」というイメージがない。
 学生時代、池袋の旧文芸坐で初めて第1作『ゴジラ』(1954年)を見たときは別の怪獣に見えたほどである。

 前作の『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年)に続いて、監督は福田純、音楽は佐藤勝が担当。
 また、第1作以来、東宝のゴジラ映画の代名詞だった円谷英二に代わり、初めて若手の有川貞昌が特技監督(当時は特撮とは言わなかった。特撮もいまや死語だが)に抜擢されている。

 ラスト、ゴジラとミニラの親子が人工雪に覆われ、真っ白に染まってゆく場面は大変印象深く、初めて見たときからずっと記憶に残っていた。
 いま、ノンフィクションで親子関係を描くときの原風景にもなった、と言ってもいいかもしれない。
 
 お勧め度はC。



(1967年 東宝 86分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2015リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

42『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(1966年/東宝)C
41『リアリティー』(2012年/伊、仏)C
40『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014年/諾、瑞、丁)C
39『まごころを君に アルジャーノンに花束を』(1968年/米)C
38『ビューティフル・マインド』(2001年/米)B
37『あ・うん』(1989年/東宝)B
36『ローン・サバイバー』(2014年/米)A
35『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年/米)B
34『真昼の決闘』(1952年/米)A
33『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年/米)B
32『運動靴と赤い金魚』(1997年/伊蘭)A
31『ルームメイト』(2013年/東映)C
30『モテキ』(2011年/東宝)C
29『神様のカルテ』(2011年/東宝)C
28『バットマン』(1989年/米)B
27『バックドラフト』(1991年/米)B
26『イーグル・アイ』(2008年/米)A
25『そこのみにて光輝く』(2014年/東京テアトル他)A
24『サイドウェイ』(2004年/米)A
23『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』(2012年/仏)C
22『メトロ42』(2012年/露)C
21『リベンジ・マッチ』(2013年/米)C
20『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年/米)C
19『ボーン・アルティメイタム』(2007年/米)B
18『ボーン・スプレマシー』(2003年/米)B
17『ボーン・アイデンティティー』(2002年/米)B
16『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012年/韓)B
15『ハードエイト』(1996年/米)A
14『刑事コロンボ 第38話「ルーサン警部の犯罪」』(1976年/米)B
13『刑事コロンボ 第37話「さらば提督」』(1976年/米)B
12『ワイルド・ビル』(1995年/米)C
11『鷲と鷹』(1969年/米)C
10『プロフェッショナル』(1966年/米)C
9『戦略大作戦』(1970年/米)C
8『スリー・キングス』(1999年/米)B
7『里見八犬伝』(1983年/角川春樹事務所)C
6『パシフィック・リム』(2013年/米)A
5『大脱出』(2013年/米)B
4『追悼のメロディ』(1976年/仏)A
3『フリック・ストーリー』(1975年/仏、伊)B
2『ロボコップ』(2014年/米)B
1『アメリカン・ハッスル』(2013年/米)B