counter
www.akasaka-cycle.com
font size       [old site
 home   blog   works   pick-up   others   profile   bbs 
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』(WOWOW)
2015年06月5日(金)


 WOWOWの特別企画〈史上初!ゴジラ全30作品一挙放送〉でオンエアされた1本。
 初期のゴジラシリーズの中では昔からあまりテレビ放映されず、名画座にかけられる機会もほとんどなく、個人的にもずっと未見だった作品である。

 とりあえず、こういう形で見られたのはありがたい。
 が、初期作品の中でほとんど顧みられていないことが納得できるような出来映えでもあった。

 銀行強盗の宝田明がヨットを盗み、大学生の悪友コンビ(砂塚秀夫、当銀長太郎)、南洋で遭難した兄を探している若者(渡辺徹)とともにレッチ島に上陸。
 実はこの島、秘密結社〈赤い竹〉の核兵器製造工場で、近くにある(らしい)インファント島から原住民を拉致し、強制労働に従事させていたのだった。

 この秘密結社のメンバーが、いつもの東宝特撮映画では善玉で登場する平田昭彦、田崎潤、プラス天本英世というのが何ともおかしい。
 ただ、因果応報でエビラに殺されるのはお約束としても、彼らがおっ死んでしまう場面がしっかり描かれていなかったのは物足りなかった。

 クライマックスはノッチ島で眠っていたゴジラが覚醒、インファント島で蘇ったモスラとともにエビラをやっつける。
 本作のように舞台が島や海の場合、怪獣が都会でビルをぶっ壊して回る場面に特有のカタルシスが感じられず、こちらのインパクトもいまひとつ。
 
 本篇監督は初期シリーズの大黒柱だった本多猪四郎ではなく、本作と『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』(1967年)、『ゴジラ対メカゴジラ』(1974年)の3本を担当している福田純。
 若大将シリーズやコント55号シリーズの演出を手がけ、軽快なタッチに定評のある監督を東宝があえて選んだのは、本多の重厚路線からの方向転換を模索していたからか。

 その福田の意向で、音楽も伊福部昭ではなく、佐藤勝が起用されている。
 意図は理解できるが、これもいまとなっては食い足りない印象を残しているというほかない。

 お勧め度はC。



(1966年 東宝 87分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2015リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

41『リアリティー』(2012年/伊、仏)C
40『ファイティング・ダディ 怒りの除雪車』(2014年/諾、瑞、丁)C
39『まごころを君に アルジャーノンに花束を』(1968年/米)C
38『ビューティフル・マインド』(2001年/米)B
37『あ・うん』(1989年/東宝)B
36『ローン・サバイバー』(2014年/米)A
35『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年/米)B
34『真昼の決闘』(1952年/米)A
33『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年/米)B
32『運動靴と赤い金魚』(1997年/伊蘭)A
31『ルームメイト』(2013年/東映)C
30『モテキ』(2011年/東宝)C
29『神様のカルテ』(2011年/東宝)C
28『バットマン』(1989年/米)B
27『バックドラフト』(1991年/米)B
26『イーグル・アイ』(2008年/米)A
25『そこのみにて光輝く』(2014年/東京テアトル他)A
24『サイドウェイ』(2004年/米)A
23『ザ・キャピタル マネーにとりつかれた男』(2012年/仏)C
22『メトロ42』(2012年/露)C
21『リベンジ・マッチ』(2013年/米)C
20『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013年/米)C
19『ボーン・アルティメイタム』(2007年/米)B
18『ボーン・スプレマシー』(2003年/米)B
17『ボーン・アイデンティティー』(2002年/米)B
16『ザ・タワー 超高層ビル大火災』(2012年/韓)B
15『ハードエイト』(1996年/米)A
14『刑事コロンボ 第38話「ルーサン警部の犯罪」』(1976年/米)B
13『刑事コロンボ 第37話「さらば提督」』(1976年/米)B
12『ワイルド・ビル』(1995年/米)C
11『鷲と鷹』(1969年/米)C
10『プロフェッショナル』(1966年/米)C
9『戦略大作戦』(1970年/米)C
8『スリー・キングス』(1999年/米)B
7『里見八犬伝』(1983年/角川春樹事務所)C
6『パシフィック・リム』(2013年/米)A
5『大脱出』(2013年/米)B
4『追悼のメロディ』(1976年/仏)A
3『フリック・ストーリー』(1975年/仏、伊)B
2『ロボコップ』(2014年/米)B
1『アメリカン・ハッスル』(2013年/米)B
Number965
平成日本シリーズ
激闘録1991
広島vs.西武
定価600円