counter
www.akasaka-cycle.com
font size       [old site
 home   blog   works   pick-up   others   profile   bbs 
『GONZO』(WOWOW)
2014年01月22日(水)
Gonzo: The Life and Work of Dr. Hunter S. Thompson

click!
 副題は『〜ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて〜』。
 アメリカが揺れていた1960年代から70年代にかけて、〈ローリング・ストーン〉誌で活躍したフリージャーナリストの半生を描いたドキュメンタリー映画である。

 トンプソンの代表作はデビュー作となったヘルズ・エンジェルスの同行記、民主党大統領候補マクガヴァン、のちに大統領になったカーターの選挙運動に密着取材したルポなど。
 ただし、日本ではほとんど翻訳書が出ておらず、出ている作品も現在は絶版状態。

 そのため、どれだけ面白い作品を発表し、どれほどの反響を巻き起こしたのか、映画を見ているだけではわかりにくい。
 同時代に活躍、コメンテーターとして登場するトム・ウルフなら『現代美術コテンパン』(1975年)、『ライトスタッフ』(1979年)を読んでるんですけどね。

 酒やドラッグに溺れ、スピード狂でガンマニアだったエピソードが見せどころになっているが、びっくりするようなネタはなかったなー。
 もともと物書きはキチガイの多い職業で、ぼく自身、現実におかしなやつらにいっぱい会ってきたから。

 そういうおかしなやつ、自分のおかしさ、もしくは新しさを売り物にしているライターや記者に限って、実は記事や本は意外に面白くないというケースが少なくない。
 トンプソンと並ぶ「ニュー・ジャーナリズムの旗手」と呼ばれたウルフも然り。
 映画化もされた『ライトスタッフ』なんて、いささか冗長なノンフィクションで、面白いことは面白かったけれど、いったいどこが「ニュー」なのか、よくわからなかった。

 この映画では、カーターやマクガヴァンがインタヴューに応じてトンプソンの人と成りについて語っている。
 ここまで取材しているのなら、政治家とライターの関係についてもっと突っ込んだ話を聞いてほしかった、と個人的には思いました。
 お勧め度はCです。

(2008年/日本公開2011年 アメリカ=マグノリア・ピクチャーズ、ファントム・フィルム 120分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

5『オリバー・ストーンが語る もうひとつのアメリカ史』(2012年/米)A
4『テルマ&ルイーズ』(1991年/米)A
3『太陽の帝国』(1987年/米)A
2『ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013年/米)D
1『ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日』(2012年/米)C
サンデー毎日
10月1日号
「カープ新井貴浩
独占激白!」後編
黒田との契り
定価380円
サンデー毎日
9月24日号
「カープ新井貴浩
独占激白!」前編
4番、連覇、引退
定価380円