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『ネオン・デーモン』(WOWOW)
2018年01月23日(火)
The Neon Demon


 監督・原案・脚本を手がけたニコラス・ウィンディング・レフンは『ドライヴ』(2011年)でヒットを飛ばし、スタイリッシュな映像美を高く評価されたそうだが、ぼくは見ていない。
 こっちの興味は監督より、主役のエル・ファニングがファッション・モデルを演じていることにありました。

 オタク少年の8ミリ映画でゾンビになる女子高生を演じた『SUPER 8/スーパーエイト』(2011年)でゾッコンになり、アカデミー助演女優賞にノミネートされた『トランボ』(2015年)で実力のほどを再認識。
 『ランナウェイズ』(2010年)や『ラスト・スキャンダル〜あるハリウッドスターの禁じられた情事〜』(2014年)など、エンターテインメント業界の内幕モノばかり出ているうち、何となくキワモノっぽくなってきたお姉ちゃんダコタ・ファニングよりはこの先が楽しみだなあ、と思っているもので。

 エル・ファニング扮するヒロイン、ジェシーは田舎町からロサンゼルスに出て来たばかりの16歳の小娘。
 ボーイフレンドのカメラマン、ディーン(カール・グルスマン)に撮ってもらった写真をモデル事務所に持参して売り込み、ちょっと危ない雰囲気のファッション・カメラマンに認められてのし上がってゆく。

 そうした最中、宿泊中のモーテルに山猫が忍び込んだり、隣室の女性が悲鳴をあげたり、怪奇な事件が続出。
 やがて、事務所の先輩ジジ(ベラ・ヒースコート)やサラ(アビー・リー)もジェシーへの嫉妬を剥き出しにして、ついには彼女を殺そうとナイフを片手に追い回すようになる。

 という過程をホラー映画としてちゃんと怖がらせるように作っていればいいのだが、レフンという監督は見映えのいい場面をつないでいくことにばかり腐心しているだけ。
 その映像がキレイならまだしも、やたらと暗くて見えづらく、独りよがりな美意識ばかりを前面に出そうとしている。

 あげく、レズの関係を迫ってフラれたメーキャップ担当ルビー(ジェナ・マローン)にジェシーがあっさり殺され、ジジとサラがその死体を食べてジェシーのように美しくなろうとする、というオチに至っては悪趣味の極み。
 エルちゃんはこんな映画に出てちゃイカンよ。
 
 オススメ度D。
 
(2016年 フランス、デンマーク、アメリカ/日本配給2017年=ギャガ 117分)

 ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2018リスト
 ※A=ぜひ!(^o^) B=よかったら(^^; C=ヒマなら(-_-) D=やめとけ(>_<)

8『団地』(2016年/キノフィルムズ)B
7『スティーブ・ジョブズ』(2015年/米)B
6『スノーデン』(2016年/米)A
5『キングコング:髑髏島の巨神』(2017年/米)B
4『ドクター・ストレンジ』(2016年/米)B
3『残酷ドラゴン 血斗竜門の宿』(1967年/台、香)B
2『新宿インシデント』(2009年/香、日)B
1『日の名残り』(1993年/英、米)A