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『ドクター・ストレンジ』(WOWOW)
2018年01月14日(日)
Doctor Strange

 2008年の『アイアンマン』から始まった〈マーベル・シネマティック・ユニバース〉シリーズも10年目にして14作目。
 ぼくのようにアメコミに詳しくないファンにとって、まだこんなのがいたのかよ、と思わせる今回の主人公は、交通事故で両手の神経をズタズタにされ、メスを持てなくなった代わりに魔術を身につける天才外科医だ。

 ベネディクト・カンバーバッチ演じる主人公スティーヴン・ストレンジは、自分の評判にプラスになるかどうかで手術する患者を選ぶようなすこぶるつきの嫌なエリート医師。
 それが、手術できなくなって身も心もボロボロ、全財産をはたいてカトマンズへ渡り、魔術師エンシェント・ワン(ティルダ・スウィントン)に土下座して教えを乞わなければならなくなる。

 ところが、いざ魔術を使えるようになり、元天才外科医だけにたちまち腕を上げると、生来の傲慢さまで復活。
 何かと目をかけてくれていた先輩のモルド(キウェテル・イジョフォー)、司書のウォン(ベネディクト・ウォン)に加え、エンシェント・ワンにまで反抗的な態度を取り始める。

 いかにもカンバーバッチにぴったり、というよりカンバーバッチのために当て書きしたようなキャラクターですな。
 時空間を歪める魔術の描写も『インセプション』(2011年)をさらに大がかりにしたようなスケールで、これは劇場で3D版を見たらさぞかし圧倒されたことだろう。

 アイデアとして面白いのは、ストレンジが駆使する時間を巻き戻す魔術。
 クライマックスの香港で繰り広げられる対決では、悪役カエシリウス(マッツ・ミケルセン)と戦いながら、周りで炎上しているビルや車、路上に倒れている人間たちが次々に元に戻っていく、というなかなか珍しい場面が連続する。

 上映時間が2時間以内に収まっているのも、過不足なく楽しめてまことに結構でした。
 オススメ度B。
 
(2016年 アメリカ=ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ/日本公開2017年 115分)

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